HS Hyosung Information Systemは6月9日、パートナー企業であるHitachi Vantaraが「FY2025サステナビリティ報告書」を公開したと発表した。報告書では、次世代ストレージプラットフォーム「VSP One」を中核とするインフラ高度化の取り組みと、省電力化や環境負荷低減に向けた施策を紹介している。
報告書の柱は、エネルギー効率の向上と環境負荷の低減、製品ライフサイクル全体を通じたサステナビリティ施策の拡充、AIやデータ集約型ワークロードへの対応に向けたガバナンス強化だ。
Hitachi Vantaraは2025年度、AIの普及とデータ量の増加を見据え、インフラ効率を高めながら環境負荷を抑える技術開発を進めるとともに、ライフサイクルベースのサステナビリティ管理やガバナンス分野への投資を拡大したとしている。
導入事例としては、ベルギーの環境関連企業Aquiris、トルコのDestekBank、インドのメディアグループMalayala Manoramaを挙げた。Hitachi Vantaraのソリューション導入により、省エネルギーや運用効率の改善、インフラ最適化などの効果が出ているという。DestekBankはデータセンターのエネルギー消費を25%削減し、Malayala Manoramaはラックスペースを66%、電力・冷却コストを70%削減したとしている。
HS Hyosung Information Systemのヤン・ジョンギュ代表は、「AIの普及に伴い、データインフラの電力効率とサステナビリティは、企業競争力を左右する重要な要素になっている」とコメント。「当社はHitachi Vantaraの次世代ストレージとデータインフラ技術を基盤に、顧客が高性能なAI環境とESG経営を両立できるよう支援していく」と述べた。