写真=Reve AI

Bitcoinが7日続落し、一時6万1073ドルまで下落した。暗号資産市場では清算が急増しており、市場の関心は今回の調整局面でどこまで下値を切り下げるかに移っている。短期的には6万ドルを維持できるかが焦点だ。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、5日(現地時間)のBitcoinは一時6万1073ドルまで下げ、4月初め以来の安値を付けた。

相場下落の背景には、リスク資産全体の地合い悪化がある。人工知能(AI)関連投資を追い風に堅調だった世界のリスク資産に調整圧力が広がり、株式や為替市場のリスク回避姿勢が暗号資産市場にも波及した。半導体株やアジア株、一部の地域通貨が下落し、暗号資産も連れ安となった。

値動きの荒さが増す中、清算規模も膨らんだ。直近24時間の暗号資産市場全体の清算額は11億5000万ドルに達し、このうち8億5000万ドル超をロングポジションが占めた。戻りを見込んだ買い持ちの解消が、相場の下押し圧力を強めた格好だ。

Dogecoin(DOGE)も軟調に推移した。5日には一時0.081ドルまで下落し、4日続落となった。先週は、Paxosと提携し暗号資産ブローカレッジプラットフォームにDogecoinを統合するとの報道があったものの、相場の押し上げにはつながらなかった。

こうした中、Dogecoin共同創業者のビリー・マーカス(Billy Markus)はX(旧Twitter)で、この価格サイクルにおけるBitcoinの「底」を問いかけた。Bitcoinの下値不安が強まる局面での発言だけに、市場の視線も短期反発より追加下落の可能性に向かっている。

予測市場プラットフォームのKalshiでも、弱気シナリオが意識されている。Kalshiでは、Bitcoinが2026年内に6万ドルを下回る確率が約80%と見積もられている。実現すれば、2024年2月の安値6万62ドルを下回り、新たな安値を付けることになる。

5万ドル割れの可能性も視野に入ってきた。Kalshiによると、Bitcoinが年内に5万ドルを下回る確率は52%。Bitcoinは2024年8月以降、4万ドル台を付けていない。

市場では、6万ドルが短期的な心理的節目になるとの見方が出ている。この水準を明確に割り込めば、予測市場が織り込む5万ドル台への下落シナリオが一段と意識されやすい。逆に6万ドル近辺で下げ止まれば、直近の大規模な清算で過熱感の調整がいったん進んだと受け止められる余地もある。

もっとも、短期反発の有無とは別に、投資家心理の回復には時間がかかるとの見方もある。今回の下落は個別銘柄の悪材料というより、リスク資産全体の調整にレバレッジポジションの清算、アルトコイン安が重なった面が大きい。Bitcoinが下値を探る展開が続く中、市場が再び上昇基調を取り戻すには、マクロ環境の安定と新規資金流入の確認が必要になりそうだ。

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