フランク・ジウストラ氏はビットコイン強気論を「宇宙人の証拠の方が多い」と一蹴した。写真=Shutterstock

カナダの資産家で金の支持者として知られるフランク・ジウストラ氏が、ビットコインの強気見通しを改めて否定した。ビットコインが2026年に15万〜20万ドルに達するとの見方に対し、同氏はX(旧Twitter)で「その価格に達するより、宇宙人の証拠の方が多い」と投稿した。

ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、発端は暗号資産市場の解説者クリス・ミラズ氏の投稿だった。ミラズ氏は「宇宙人の存在は信じるのに、ビットコインが2026年に15万〜20万ドルへ上昇するとの見通しは信じない人がいる」と指摘。これに対し、ジウストラ氏が反論した。

ジウストラ氏は足元でも、ビットコインの極端な上昇予測に否定的な姿勢を示している。Ark Investのキャシー・ウッドCEOが、2030年のビットコイン価格について基本シナリオで73万ドル、強気シナリオで150万ドルとの見通しを示した際にも、同氏は強く疑問を呈していた。

ウッド氏はビットコインを通貨価値の下落に備える有力な手段と位置付けている。一方、ジウストラ氏はこうした見方に同調せず、ビットコインは100万ドルにも達しないとの認識を示している。

今回の応酬は、単なる価格見通しを巡る対立にとどまらない。ビットコインを長期的な価値保存手段とみる強気派と、内在価値や過度な上昇期待に懐疑的な立場との隔たりを改めて浮き彫りにした格好だ。ジウストラ氏は一貫して、デジタル資産より現物の金の価値を重視してきた。

もっとも、市場ではビットコインをマクロ経済の不確実性や通貨価値の下落に備える代替資産とみる見方も根強い。機関投資家の資金流入などを背景に、2026年や2030年を見据えた強気の価格目標は引き続き示されている。

なお、ジウストラ氏が引き合いに出した「宇宙人」発言の文脈では、米政府や米軍が未確認異常現象(UAP)を公式に扱ってきた経緯もある。米国防総省は2020年、2004〜2015年に米海軍のF/A-18スーパーホーネットが撮影した映像3件を公開した。

2004年のニミッツ艦隊の事例では、米海軍パイロットのデイビッド・フレイバー氏が、南カリフォルニア沖で「ティックタック」形状の飛行物体を目撃したとされる。

ジウストラ氏の今回の発言は、ビットコインの高値予測に対する従来の懐疑的な立場を改めて示したものといえる。ビットコインが今後、価値保存手段として一段と定着するのか、それとも先行する強気期待が修正されるのか。市場の関心は引き続きその点に集まっている。

キーワード

#ビットコイン #暗号資産 #金投資 #価格予測 #X #未確認異常現象(UAP)
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.