写真=マット・コールCEOのXより

資産運用会社Striveが、ビットコインの保有をさらに積み増した。6月上旬に32BTCを追加取得し、保有残高は1万9032BTCとなった。

Bitcoin Magazineが8日に報じたところによると、Striveは2日から7日にかけて32BTCを取得した。1BTC当たりの平均取得単価は6万3911ドルで、手数料などを含む購入額は約210万ドルだった。

今回の取得により、同社のビットコイン保有量は1万9000BTCから1万9032BTCに増加した。米証券取引委員会(SEC)に提出した8-Kによれば、平均取得単価は諸費用を含めたベースで算出している。

注目点は購入規模よりも取得単価の変化にある。Striveは5月23日から6月1日にかけて、2500BTCを1BTC当たり平均7万4092ドルで購入していた。

この際の取引額は1億8520万ドル。資金の大半は、ナスダックでティッカー「SATA」として取引される変動金利のシリーズA永久優先株の発行で調達した。今回の32BTCの取得単価は、この直前の大口購入時より約14%低い水準となる。

今回の開示では、ビットコイン以外の財務指標の変化も示された。現金および現金同等物は、6月1日時点の約1億3730万ドルから6月5日時点には約1億3920万ドルへ増加し、190万ドル積み上がった。

一方、Striveが保有するSTRC(変動金利のシリーズA永久ストレッチ優先株)の公正価値は、同期間に約4950万ドルから4720万ドルへ減少した。保有株式数は50万5000株で変わらなかった。

株式発行も続けている。クラスA普通株の発行済み株式数は6908万9145株から6941万645株へと32万1500株増えた。クラスB普通株とSATA優先株はいずれも据え置きで、それぞれ978万18株、751万3907株だった。

クラスA株の増加は、同社が2026年を通じてビットコイン購入資金に充ててきた、市場内での株式売却プログラムの継続を示している。

Striveはここ数カ月、継続的な買い付けを通じて、上場企業の中でも積極的にビットコインを積み増している企業の一社となっている。6月初め時点では、上場企業のビットコイン保有量で世界7位だった。

資金調達の拡大方針も維持している。マット・コールCEOは5月末、ASSTとSATAの市場内プログラムの規模をそれぞれ21億ドル拡大すると公表した。上場証券に対する継続的な需要に対応するためとしている。

今回の開示からは、短期的な価格調整局面でもビットコイン保有拡大の方針を維持していることがうかがえる。あわせて、株式発行と優先株による調達を並行し、購入資金を確保する枠組みも継続している。

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