写真=Therabody

Therabodyは7日(現地時間)、手のひらを冷却してトレーニング中のパフォーマンス維持を支援する機器「CryoDerm Palm」を発売した。価格は399.99ドル。冷却に加えて温熱機能も備え、コントラスト療法にも対応する。

米ITメディアEngadgetによると、CryoDerm Palmは、セット間の休憩中に手のひらを冷却することで疲労の進行を抑え、運動パフォーマンスの維持を狙う製品だ。Therabodyは、掌冷却がパフォーマンス維持やグリップ力の向上に役立つ可能性があるとしている。

使用時は、休憩中に両手を本体の両端に置き、1~3分ほど冷却面に触れる。握る構造ではなく、手のひらが直接冷却面に接する設計を採用した。

同社はあわせて、米南カリフォルニア大学(USC)のフットボール選手を対象に実施したテスト結果も公表した。それによると、CryoDerm Palmの使用時は最後のセットの回数が平均58%増えたという。

ただ、この検証は限られた条件下で行われたもので、一般消費者でも同様の効果が得られるかはなお検証が必要とみられる。

CryoDerm Palmは冷却機能に加え、温熱機能も搭載した。温度はいずれも3段階で調整でき、片側を冷却、もう片側を温熱に設定するコントラスト療法(Contrast Therapy)にも対応する。

ストップウォッチ機能も備え、トレーニング中の時間管理にも使える。バッテリー駆動時間は最大120分としている。

今回の製品投入は、Therabodyが事業領域を広げる動きの一環とみられる。同社はこれまで、運動後の回復を支援するマッサージガンを中心に成長してきたが、近年は運動パフォーマンス支援やウェルネス分野にも製品群を拡大している。

実際、昨年にはLED光線治療機能を採用したフェイスケア機器「TheraFace Mask Glow」を投入し、ビューティー・ヘルスケア市場にも参入した。

CryoDerm Palmは、運動後のリカバリーではなく、運動中のパフォーマンス維持を打ち出した点で既存製品との差別化を図る。一方で、400ドル近い価格設定は購入のハードルになり得るとの見方もある。

製品の成否は、掌冷却が実際の運動能力向上にどこまで結び付くのか、そして消費者が399.99ドルという価格に見合う価値を感じるかにかかっている。

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