XRPが1.15ドル(約173円)まで下落するなか、過去に一度しか確認されていない過売りシグナルが再び意識されている。画像=Reve AI

XRPの週足相対力指数(RSI)が30を下回り、過去に一度しか確認されていない異例の過売りシグナルとして市場の関心を集めている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが5日(現地時間)に報じたところによると、暗号資産市場が急落するなか、XRPの週足RSIは29.6まで低下した。

この動きが注目されるのは、XRPの長期チャートで週足RSIが30を割り込んだ例が、過去にほぼ一度しかないためだ。市場アナリストのエバン・クレグは、週足チャート下部のRSIが示すシグナルについて、極端な安値圏でしか現れないと指摘した。

価格の下落も大きい。XRPは週足で約13%下落し、1.15ドル(約173円)近辺まで値を下げた。月間では今月に入って5日間で約17%下落し、年初来では39%安となった。

相場全体の弱さも重しとなった。ビットコインは、マイケル・セイラー率いるStrategyによる32BTCの売却確認後に下落し、その流れが他の暗号資産にも波及した。セイラーは最近の市場の圧力について、人工知能(AI)分野への資金移動との関連に言及したが、XRPを含むアルトコインはより大きな調整を強いられている。

過去との比較では、XRPの週足RSIが現在に近い水準まで低下したのは、2022年の弱気相場が初めてだった。当時は6月にRSIが28.09まで低下し、同じ週にXRP価格も0.28ドル(約42円)まで下落した。

その後、XRPはその水準を底に高値・安値を切り上げながら反発し、2023年7月には米証券取引委員会(SEC)訴訟を巡る有利な判決を材料に、0.94ドル(約141円)まで上昇した。

もっとも、今回のシグナルがこのサイクルの底打ちを意味すると断定するのは時期尚早だ。クレグは足元の下落について、2023年7月から続く大きなエリオット波動の中で「調整第4波」に当たるとみている。

同氏は、第4波が終盤に近づいており、第5波が始まれば投資家が期待してきた反発のきっかけになり得ると分析した。

クレグのチャートでは、第5波が進行した場合、XRPが4.4ドル(約660円)前後まで上昇し、新たな史上最高値(ATH)を試す可能性が示されている。この水準は、フィボナッチの4.472拡張とも重なるという。

ただ、この見通しは進行中の下落が実際に収束局面に入りつつあることが前提となる。

今回のポイントは、急落そのものよりも、長期の週足指標が歴史的にまれな領域に入った点にある。同種のシグナルは過去に一度しか確認されておらず、市場では今回の下落が一時的な調整にとどまるのか、それとも下げ止まり局面入りを示すのかに注目が集まっている。

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