XRP(写真:Shutterstock)

XRPは相場全体の下落基調が続く中でも買いポジションが膨らんでおり、短期的な価格変動の拡大を警戒する見方が強まっている。The Crypto Basicは6日(現地時間)、こうした市場構造がロングスクイーズのリスクを高めていると報じた。

注目されているのは、XRP価格が下落する一方で、レバレッジを伴う持ち高が増えている点だ。CryptoQuantのアナリスト、ペルリネイによると、XRPが約1.40ドルから1.17ドルへ下落する間に、推定レバレッジ比率は0.13から0.18へ上昇した。

同氏は、相場が下げる局面でレバレッジが積み上がる動きを弱気材料とみている。投資家がポジションを圧縮するのではなく、より大きなリスクを取っていることを示すためだ。

市場の地合いもなお不安定だ。資金調達率はおおむねマイナス圏で推移し、売り需要の強さを示したが、XRP相場はそれをきっかけに明確な反発につなげられなかった。一般に資金調達率のマイナスは相場の切り返しを促す場合もあるが、今回は反応が鈍く、市場の勢いが戻っていないことを示唆している。

こうした局面では、ロングスクイーズが起きやすい。レバレッジをかけた買いポジションが積み上がった状態で価格がさらに下げれば、清算が連鎖し、下落圧力が一段と強まる可能性がある。ペルリネイは、多くのトレーダーがトレンド転換を見込んでいる一方、市場はなおその見方を裏付けていないと指摘した。

変動性指標も警戒を促している。XRPの平均真の値幅(ATR)は過去の安値圏にとどまり、値動きは極めて狭い。ペルリネイは、こうした低ボラティリティ局面は大きな方向感が出る直前にしばしばみられると説明。足元のシグナルだけを見れば、次の値動きは上昇より下落に傾いているとの見方を示した。低ボラティリティと高レバレッジが重なる局面では、急激な価格変動が起きやすいという。

価格水準では、1.10〜1.15ドルが最初の下値支持帯として意識されていた。これを割り込んだ場合、次の心理的節目は1.00ドルになるとみられていた。その後、XRPは実際に続落し、年初来安値の1.04ドルまで下落した後、1ドル近辺で買いが入り小幅に持ち直した。

これを受け、市場の関心は1ドル台を維持できるかに移っている。すでに1.10〜1.15ドルの支持帯を下回っているため、1ドルを明確に割り込めば、警戒感から売りが膨らみ、下落ペースが一段と速まる可能性がある。

もっとも、底打ちを判断するのはなお早いとの見方だ。ペルリネイは、より強い反発に向けては、まずレバレッジの低下が必要だと指摘。資金調達率についても、より深いマイナス圏を経たうえで正常化に向かう必要があるとした。加えて、XRPが1.10〜1.15ドルの水準を回復し、その水準を維持することも求められるという。こうした条件が整うまでは、XRP相場は追加下落リスクを抱えやすいと分析している。

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