ITCENグループは6月8日、業務特化型AIアシスタント「CENI」の最新版「CENI 3.0」を全社展開したと発表した。Agentic AIを活用した業務改革を本格化する。
同社によると、CENI 3.0では、人事、総務、財務、法務、市場分析などの業務を支援する25種類のAIエージェントを用意した。実務での活用を主眼に設計したとしている。
社内コラボレーションポータルやMicrosoft 365と連携して動作し、利用者が対話ウィンドウに指示を入力すると、司令塔となるホストエージェントが内容を解析する。これを受けて、各専門エージェントがタスクを自動で割り振られ、連携して処理を進める仕組みだ。
導入後は、従業員が単純な反復業務に費やす工数が大きく減ったという。多次元スケジューリング機能により、会議調整やメール作成にかかる時間は従来の平均10分から1分に短縮され、コミュニケーションコストも約90%削減したとしている。
CENI 3.0は、ITCENグループが1月に発表したマルチAIエージェント管理プラットフォーム「AgentGo 2026」を基盤に構築した。
カン・ギシクAIイノベーションセンター長は、「CENI 3.0の全社展開は、単に業務スピードを高める一時的な取り組みではない。従業員の反復的な事務負担を減らし、戦略的な中核課題に集中できる環境を整えることが目的だ」と述べた。
そのうえで、「AIによる業務効率化と最適化された資源管理を通じて長期的なブランド価値を築き、高度な技術力を基盤に、AX(AIトランスフォーメーション)を軸としたITサービス市場でのリーダーシップをさらに強化する」と強調した。