Hecto WalletoneがOvertake、ItemBay、Suiとステーブルコイン決済の実証で協業

Hecto Innovation子会社で、ブロックチェーンウォレットインフラを手掛けるHecto Walletoneは6月8日、グローバルWeb3マーケットプレイスのOvertake、ゲームアイテム取引プラットフォームのItemBay、レイヤー1ブロックチェーンのSuiと4社間で業務協約(MOU)を締結し、ステーブルコイン決済の技術実証に着手すると発表した。

4社は、今後のステーブルコイン決済・精算の制度整備を見据え、実サービス環境で必要となる運用プロセスや規制対応体制、利用者保護策、精算フローを検証する。デジタル資産ベースの決済インフラ導入に伴う課題を洗い出し、商用化に向けた実務基盤の整備につなげる考えだ。

Hecto Walletoneは、ItemBayに「O-HI Wallet」を提供し、関連インフラを構築する。O-HI Walletは、顧客企業の既存アプリやサービス内にWebビュー形式で組み込める法人向けのアプリ内ウォレット。VASPライセンスを持つHecto Walletoneが法令に沿った管理・監督を担うことで、導入負担を抑えられるとしている。

ItemBayは、大規模な取引トラフィックと運営ノウハウを生かし、O-HI Walletを通じて、プラットフォーム利用者間のアイテム取引で米ドル建てステーブルコイン「USDC」を使える環境の整備を支援する。

同社によると、利用者は価格変動を抑えられるステーブルコインを使うことで為替変動リスクの軽減が期待でき、既存の決済手段に比べて決済コストも抑えられるという。

Overtakeは海外ユーザーの獲得とプラットフォーム連携を通じてグローバル展開を支援する。Suiはメインネットインフラを提供し、USDCなどのステーブルコイン決済を支える。

Hecto Walletoneの関係者は「VASP基準に沿った厳格なコンプライアンスの下、各社の強みを持ち寄り、B2B向けのデジタル資産ウォレットおよび決済インフラを構築していく」とコメントした。

ItemBayの関係者は「今回の4社協業を通じ、国内外の利用者がより安全かつ便利に使える新たな決済環境を整備したい」とした上で、「ゲーム資産取引市場で実際に活用できる決済インフラの構築に注力する」と述べた。

Hecto Innovationは2025年9月にHecto Walletoneを買収し、ブロックチェーンウォレットインフラ技術とVASPライセンスを自社内に取り込んだ。現在はHecto Walletoneのブロックチェーンインフラを軸に、ウォレット、決済、プラットフォームを連携させたステーブルコインのエコシステム構築を進めているという。

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