Cafe24は8日、対面相談拠点「PROコミュニティセンター」で1月から約5カ月間に受け付けた551件の相談を分析した結果を公表した。EC開業の最大の障壁は情報不足ではなく、一人で立ち上げを進めることへの不安だったとしている。
相談内容では、「一人では進めにくい」「何から始めればいいのか分からない」といった、ECサイト開設全般に関する不安が401件で最多だった。次いで、決済サービスの登録・認証が113件、アカウントやシステム設定が75件、AI活用に関するサイト制作が64件、事業者確認や法人関連書類が52件などだった。相談者からは「最初に何をすべきか」「段階ごとに確認できるガイドはあるか」といった質問が繰り返し寄せられたという。
来訪者の内訳では、ECサイト運営の経験がない開業準備中の層が57%で最も多かった。オープンマーケットの販売者が25%、自社ECサイト運営者が16%、オフライン事業者が2%で続いた。オープンマーケットでの販売経験を踏まえ、自社ECサイトの構築やブランド拡大を検討する来訪も目立った。相談時に多かった質問は、商品登録が80件, 事業者確認・決済登録が72件、手数料・費用が57件の順だった。
相談が実際の開業準備につながる割合も高かった。相談者全体では、ECサイト構築を完了した、または一部に着手したケースが90%に達した。相談後のアンケートでは、「Cafe24 PRO」に対して回答者の96.3%が肯定的な評価を示した。
中高年女性向けアパレルECサイト「マムドレ」のキム・ジュンス代表は、「センターで段階ごとの説明を受け、その場で実際に試せたことで、帰宅後も一人で進められそうだという自信が持てた」とコメントした。センターはソウル・東大門で運営しており、会員登録や認証、決済申請などの初期設定から、商品登録、プロモーション運営まで、実習とコンサルティングを提供している。
イ・ジェソク代表は「オンラインビジネスに関する情報は多いが、実際の開業プロセスでは、専門家と一緒に確認しながら進められる支援への需要が依然として高い」とした上で、「Cafe24 PROコミュニティセンターは、ECサイトの構築から運営準備まで、起業家がつまずきやすい段階を現場で共に解決する役割を担っている」と述べた。