リスクマネーの再流入期待が浮上(画像=Reve AI)

ビットコイン(BTC)が6万ドル近辺で下げ止まり、反発に転じた。ナスダック総合指数が大幅安となるなかでも、相対的に底堅い値動きを維持しており、市場では9万ドル台回復を視野に入れる見方も出ている。

7日付のCointelegraphによると、ビットコインは週末にかけて5万9100ドル近辺まで下落した後、6.5%反発し、6万2950ドルまで上昇した。

注目を集めたのは、この反発がナスダック総合指数の急落直後に起きた点だ。ナスダックは6日に4%超下落し、2025年4月以降で最大の下落率を記録した。こうした局面でも、リスク資金が再びビットコイン市場に向かうとの期待が広がっている。

目先の焦点は、長期的な下値支持線を維持できるかどうかにある。アナリストのフィルブフィルブ(Filbfilb)氏は8日の投稿で、ビットコインが200週単純移動平均線に当たる6万1880ドル近辺を上回って推移していると指摘した。

この水準は、2020年、2018年、2015年の相場でも下値支持として機能した実績があるという。

市場では、ビットコインが一時6万ドルを割り込んだ場面について、短期的な値動きの範囲内とみる向きがある。200週移動平均線と6万ドル近辺の支持帯を維持できれば、次の上値メドとして50週単純移動平均線の9万2630ドルが意識されている。

一方、ナスダックにはなお調整余地があるとの見方も出ている。週足ベースの相対力指数(RSI)は74.75前後から62.46へ低下しており、テクニカル面では20週移動平均線の2万2905近辺まで下げる可能性があると分析されている。

2021年以降、ナスダックの週足RSIが過熱圏とされる70超から70割れに転じた主な局面では、指数が20週移動平均線近辺まで下落したケースが多かったとされる。

同様のパターンが今回も繰り返されれば、ナスダックは6月から7月にかけて現水準から約10.75%下落する可能性がある。ただ、その間もビットコインが長期支持線を維持できれば、平均回帰を意識した強い反発につながる可能性があるというのが今回の分析の柱だ。

ビットコインの相対的な割安感を示す指標も、反発期待を後押ししている。ビットコインとナスダックの比率を基にした日足RSIは、再び過去最低水準の売られ過ぎ圏に入ったという。

同指標は7日に14.70まで低下し、これまでの最低だった2月の14.88を下回った。その後、ビットコイン価格は30%超持ち直したとされ、市場では今回も同様にビットコインがナスダックに対して過度に割安な状態にあると受け止められている。

直近でも同様の局面では買いが入りやすかったとされ、今回も同じ構図が意識されるなかで買い手の参入が進んでいるという。

今後の注目点は明確だ。ビットコインが200週移動平均線と6万ドル前後の支持帯を守れるか、そしてナスダックの調整が続く間も相対的な強さを保てるかが、短期的な方向感を左右する。長期支持線を維持する限り、市場は今後数週間の反発再開の可能性を織り込み続けそうだ。

市場では、「ビットコインが200週移動平均線を再び試し、ナスダックが20週移動平均線に達する局面」を、今後の下落継続とみる向きがある一方、押し目買いの好機と捉える見方も出ている。

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