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XRPL開発者のコウリマン氏は6月4日、XRPの将来価格について公の場で予測しない方針を示した。強気な相場見通しが相次ぐ中でも価格論には踏み込まず、XRPL上でのサービス開発やツール整備、インフラ構築に注力する考えを明らかにした。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicによると、同氏はX(旧Twitter)への投稿で、自身はXRP価格を公に予測しないと表明した。

今回の発言は、XRPの価格が伸び悩む一方で、コミュニティ内外で強気予想が相次いでいることを受けたものだ。EasyAの共同創業者フィル・コック氏とドム・コック氏が、XRPは1000ドルまで上昇し得ると発言した後、価格見通しへの関心が一段と高まっていた。

これに対しコウリマン氏は、そうした予想とは一線を画し、XRPL上で実用的なサービスやツールを構築することを優先する姿勢を示した。日々XRPLの動向を追い、自らXRPを利用しながら開発を進めているとした上で、価格について多くを語らないこと自体が自身の立場を示しているとの認識も示した。

長期的な価値やネットワークの将来性を信じていなければ、日々の時間とリソースを投じて開発を続けることはない、というのが同氏の主張だ。

この投稿に対するコミュニティの受け止めは分かれている。あえて含みを持たせた刺激的な発言とみる向きがある一方、価格予測ではなく実利用と開発を重視する姿勢を評価する声も出ている。

議論の背景には、コウリマン氏が主導する「House of Cauliman」エコシステムがある。同氏は2023年に同エコシステムを立ち上げ、現在はユーティリティ、インフラ、教育、コレクティブル、カルチャー領域にまたがる約11件のプロジェクトをXRPL上で展開しているという。

代表例の1つが、すでに稼働している「MONOLITH」だ。MONOLITHはオンチェーンアーカイブで、グラフィティウォールに近い仕組みを採る。ユーザーはXRPを使って公開グリッド上の恒久的な座標を取得できる。

取得した各座標には、テキスト、画像、リンク、タグを掲載できる専用プロフィールページがひも付く。ユーザーはウォレット上で、所有権を示すNFTを受け取り、その記録はXRPL上で恒久的に検証可能になるとしている。

もう1つの中核プロジェクトが「AUGUR」だ。AUGURは、ノンカストディアルのウォレット分析・チェーンオラクルツールとして設計されたという。

公開されているXRPLのウォレットアドレスを入力すると、入出金、手数料、トークンの活動状況、NFTの取引動向、自動マーケットメーカーでの取引、純残高の変化などを見やすく可視化できるとしている。

今回の発信は、価格見通しを直接語らなくても、自身が構築しているサービスや活動そのものが立場を物語るというメッセージといえる。XRPコミュニティでは、価格上昇への期待と実利用重視のアプローチが引き続き併存している実態が改めて浮かび上がった。

コウリマン氏は投稿で次のように述べた。

「私はXRPの価格予測を公にはしない。私はXRPL最大級のエコシステムを手がける主要ビルダーの1人だ。日々XRPLを読み、XRPを使い、XRPL上で開発している。XRP価格について沈黙していること自体が、多くを物語っているはずだ」

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