写真=ADTechnology提供。キム・ジュンソク会長(中央)と公募採用第7期の新入社員

ADTechnologyは6月5日、2026年度の公募採用で設計エンジニア50人を採用したと発表した。前年の30人から約67%増え、同社としては過去最大規模となる。拡大するカスタムAI ASIC需要への対応を狙う。

同社によると、カスタムAI ASICは特定顧客の要件に合わせて設計する専用半導体。ビッグテック各社が汎用チップに代わり、自社設計半導体の確保を進める中、関連需要が急増しているという。ADTechnologyは、2nm/4nmの先端プロセスや、複数チップを統合するチップレットアーキテクチャの設計力を強化し、大型案件の受注拡大と安定化を図る方針だ。

今回の公募採用には約1,000人が応募し、競争率は約20倍だった。同社は、TSMCとSamsung Foundryの両エコシステムで積み上げてきた設計実績が、応募者への訴求材料になったと説明している。1次の実務面接の出席率は92%、2次の役員面接は98%で、最終合格者の大半が入社を決めたという。

採用された人材は、半導体設計とファームウェア設計の職群に配属される。導入研修と職務別のOJTを経て、実務に入る予定だ。

キム・ジュンソク会長は「グローバル市場の潮流が超微細・超高集積へと移る中、最先端AI半導体では設計の難易度が一段と高まっている。優れた設計人材はADTechnologyにとって最も重要な資産であり、将来の成長を支える中核だ」とコメントした。

その上で、「新たに加わった中核エンジニアが、最先端の微細プロセス設計の現場で力を十分に発揮し、グローバル人材として成長できるよう、最適な勤務環境の整備と投資を惜しまない」と述べた。さらに、「高度な技術力を土台に、グローバルなパワーデザインハウスとして、『グローバルAIインフラアーキテクチャ企業』というビジョンの実現を着実に進めていく」とした。

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