XRPが1.20ドル台まで下落する中、短期的には明確な上放れ・下放れよりも、一定のレンジ内での推移が続くとの見方が示された。上値の目安は1.67ドル、下値の目安は1.11ドルとされる。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが3日(現地時間)に報じたところによると、アナリストのクレディブルは、XRPについて「まだ本格的にレンジを離れる段階にはない」との認識を示した。
クレディブルはX(旧Twitter)への投稿で、XRPの短期レンジに注目していると説明した。足元の値動きはHedera(HBAR)の直近の推移と似ているものの、HBARがすでにレンジ上限を試したのに対し、XRPは依然として重要な支持線と抵抗線の間で推移していると指摘した。
その上で、XRP/USDTチャートについては、当面はレンジ上限と下限の双方を試す展開を想定しているとした。ただ、どちらを先に試すかについては明言を避け、方向感の定まらない値動きが続く可能性を示唆した。
クレディブルは、XRPが直ちに大きなトレンドを形成する局面には入っていないとみている。短期的にはもみ合いが続く公算が大きいとし、チャート上の抵抗線を1.67ドル、支持線を1.11ドル付近と示した。XRPは当面、この範囲内で上下しながら次の方向性を探る展開になりそうだという。
こうした見方の背景には、XRP/BTCチャートの動きもある。クレディブルは、同チャートが足元で強気の拡大局面を裏付けているわけではないと指摘。現行水準では買い手と売り手の主導権争いが続いており、荒い値動きを伴うレンジ相場になり得ると述べた。
市場全体の地合いもXRPの重荷となっている。足元のビットコインや主要暗号資産市場では、ビットコイン現物ETFを通じた資金流出が相場を圧迫している。今月に入ってからのETF流出額は10億ドル(約1500億円)を超え、投資家がデジタル資産の配分を見直すリスク回避の流れも続く。加えて、高金利の長期化観測やAI関連株への資金シフトも影響している。
当面の焦点は、現在のレンジを先に上放れるのか、それとも下放れるのかに移る。クレディブルは上限と下限の双方を試す可能性を見込む一方、先行する方向については判断を示していない。市場がETFの資金フローやリスク選好の回復を見極めるまで、1.11〜1.67ドルの攻防が続く可能性が高い。