Toss Bankは6月4日、雇用契約支援サービス「簡単雇用契約書」に、健康診断結果書や住民票、通帳コピーの発行機能を追加したと発表した。雇用契約の作成にとどまらず、契約後に必要となる書類の準備までアプリ内で完結できるようにした。
追加した機能により、利用者は契約書の作成後に必要な主要書類をToss Bankアプリから発行できる。対象は健康診断結果書、住民票、Toss Bankの通帳コピーだ。
特に、飲食店やカフェなど食品衛生関連の業種では、健康診断結果書の提出が必要になるケースが多い。これまでは、検査後に結果を確認するため保健所を再訪する必要がある場合もあったが、今後はアプリ上で確認し、PDFで保存したうえで雇用主に送付できる。
事業者向けの機能も見直した。Toss Bankは、個人事業者口座の利用者向けホーム画面に「簡単雇用契約書」機能を連携。これにより個人事業者は、資金の流れを確認しながら、採用、雇用契約の締結、関連書類の準備までをToss Bankアプリ上で一元管理できるようになった。
同社は2023年、「働く青少年 with Toss Bank」キャンペーンを通じて「簡単雇用契約書」サービスを初公開した。その後は、ウェブトゥーンの補助作家や介護職など、フリーランス領域へと対象を広げてきた。
今回の機能追加は、契約書の作成だけでなく、契約締結後の実務まで支援範囲を広げた点に意味がある。利用者の書類準備の負担を減らすとともに、雇用主にとっても採用や契約関連業務をより簡便に進められる環境を整える狙いがある。
Toss Bankの担当者は「今後も、働く人が現場で直面する実務上の課題を見つけ出し、金融技術で解決する取り組みを続けていく」とコメントした。