写真=xrpl.org

XRPL(XRP Ledger)が14周年を迎えた。Rippleのブラッド・ガーリングハウスCEOやデイビッド・シュワーツCTOはX(旧Twitter)への投稿で、ネットワークの成長を支えたのはXRPコミュニティとエコシステム参加者だと強調した。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが現地時間3日に報じた。これを受け、XRPLの歩みや初期開発の経緯にも改めて注目が集まっている。

今回の節目は、XRPLの初期基盤が整ってから14年となったことによるものだ。デイビッド・シュワーツCTOは、出発点はグローバルな価値移転をより適切に処理できるシステムの構築にあったと説明した。一方で、現在の成果は創業メンバーだけの功績ではないとした。

同氏は、アーサー・ブリト、ジェド・マカレブ氏、自身の3人だけで成功を成し遂げたわけではなく、開発者や検証者、企業、コミュニティメンバーが一体となってエコシステムを育ててきたと評価した。コミュニティの存在が、現在のXRPエコシステムの形成を後押ししたという認識を示した。

ガーリングハウス氏も同日、祝賀メッセージを投稿した。長年にわたってXRPを支えてきたことについて「光栄だ」との趣旨を述べ、エコシステムへの強い思い入れを改めて示した。Rippleはこれまで、提携や買収、新製品の投入を通じて、XRPの長期的な成長を支援する方針を示してきた。

14周年を機に、XRPLの初期開発の経緯も再び注目されている。XRPLのdUNL検証者であるベットは、ジェド・マカレブ氏が2011年10月14日に残した初期コードへの貢献例を紹介した。

当時のコードには「最初のレジャー(ジェネシス)は信じて受け入れなければならない」との注釈が含まれていた。ベットはこれについて、XRPLの立ち上げ初期に求められた「信念の飛躍」を象徴する場面だと説明している。

XRPLは現在、暗号資産業界で最も長く稼働しているブロックチェーンネットワークの一つとされる。用途も当初の決済中心から広がり、国際送金インフラに加え、機関向けのブロックチェーン活用やトークン化分野にも拡大している。

機関での採用事例も出ている。日本の金融大手SBIは、XRPL上で規制に準拠したトークン発行プラットフォームを立ち上げた。XRPLが単なる送金ネットワークにとどまらず、制度圏での活用を広げていることを示す事例といえる。

利用規模も大きい。Dune Analyticsの集計によると、XRPLは発足以来、累計44億1000万件を超える取引を処理した。2日だけでも192万件の取引が記録された。

XRPの時価総額も上位圏にある。時価総額は約760億2000万ドル(約11兆4030億円)で、暗号資産として世界5位。価格は1.22ドル(約183円)だ。XRPLは長期稼働の実績に加え、実際の取引処理と機関利用の両面で存在感を高めている。

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