Anthropicは、生成AI「Claude」の企業向け販売体制を強化する。The Wall Street Journal(WSJ)が3日(現地時間)に報じた。同社は販売パートナー制度「Claude Partner Network」を本格展開し、IPOを視野に営業・支援の体制整備を進める。
WSJによると、Anthropicは3月に同ネットワークを立ち上げて以降、4万件を超える参加申請を受けた。参画企業はまず約100社でスタートする。
対象には、AccentureやCognizantといった大手の専門サービス企業に加え、中小のコンサルティング企業やITサービス企業も含まれる。
Anthropicはあわせて、パートナーを区分する新たな「サービス・トラック」も導入した。Anthropic認定人材を10人以上擁する企業には「Select」、1000人以上を抱える企業には「Global Premier」の等級を付与する。
さらに、パートナー向けポータル「Claude Partner Hub」の提供も開始した。パートナー企業の状況管理や、顧客との接点づくりを支援する。
Anthropicのグローバル・パートナー・エクスペリエンス責任者、カル・カドン氏は、「上場企業として、株主と市場に対し、信頼できるエコシステムを示すことが当社の責任だ」と述べた。
また、グローバル・ビジネス開発責任者のスティーブ・コフィルド氏は、「顧客成功の継続性は売上の継続性につながる」としたうえで、「パートナーネットワークを数千社規模に拡大する計画だ」と語った。
Anthropicは3月、パートナー向けの教育、技術支援、共同マーケティングに1億ドル(約150億円)を投じると発表している。OpenAIもコンサルティング企業や専門サービス企業との提携を進めており、企業市場の開拓を急いでいる。