KB Financial Groupが次期会長の選任手続きを始めた。会長候補推薦委員会は候補者の評価期間を3カ月超に延ばし、外部候補には約2カ月の面接準備期間を設けるなど、経営承継手続きの透明性と公正性の確保を打ち出した。
会長候補推薦委員会は6月2日、次期会長の選任に向けた経営承継手続きを開始したと発表した。今後3回以上の会議を開き、9月11日に次期会長の最終候補1人を確定する。
同委員会は同日、「会長候補推薦手続きの詳細準則」を決議し、従来のロングリスト20人を12人に絞り込んだ。内訳は社内候補6人、社外候補6人。
これに先立ち、同委員会は4月に2度の会議を開き、「会長資格要件の詳細基準」を策定・公表したうえで、2026年上期時点のロングリスト20人を確定していた。その後は委員間の懇談会で承継手続きをあらかじめ協議し、5月15日には株主懇談会を開いて、次期会長に求められる資質や能力、経営承継手続きに関する意見を聞いた。
今回の手続きは、2023年の前回手続きに比べて1カ月以上早い開始となる。現会長の任期は11月20日までで、同委員会は任期満了の5カ月前から手続きを始め、最終候補の選定まで約3カ月を確保する。候補者の評価に充てる時間を十分に取る狙いがある。
外部候補が十分に競争できる環境づくりも進める。これまで運用してきた詳細な評判調査、外部候補向けの社内情報の提供、2回の面接機会、社内候補より長い面接時間は維持する方針だ。これに加え、ショートリスト選定後から実際の面接まで約2カ月の準備期間を設け、委員と外部候補者の事前懇談会も新たに導入する。
同委員会は7月3日に会議を開き、12人の候補者リストからショートリストとなる第1次候補6人を選ぶ計画だ。その後、約2カ月の準備期間を経て、8月27日に1次面接と審査を実施し、候補を3人に絞り込む。ショートリストに入った外部候補が氏名公表を望まない場合は、匿名性を確保する。
9月11日には3人を対象に2次面接と詳細評価を行い、投票で最終候補1人を決める。最終候補が関連法令に基づく適格性審査を経た後、10月2日に会長候補推薦委員会と取締役会の推薦手続きに進む。その後、11月に開く予定の臨時株主総会で次期会長に選任される見通しだ。
チョ・ファジュン会長候補推薦委員会委員長は「金融業界のガバナンス高度化の観点から、手続きを透明かつ公正に進める」としたうえで、「KB Financial Groupの株主価値向上と持続可能な成長をけん引できる最適任者が選ばれるよう努める」と述べた。