画像=最終製品ではないとみられる「iPhone Ultra」の白色ダミーモデル。カラーや画面サイズ、カメラ構成は既出情報とおおむね一致する(Ice UniverseのWeibo投稿より)

Apple初の折りたたみiPhoneとみられる「iPhone Ultra」を巡り、外観と主要仕様に関するリーク情報が相次いでいる。白色のダミーモデル画像が出回ったほか、放熱対策としてベイパーチャンバー(VC)冷却を採用するとの観測も浮上した。

9to5Macが1日(現地時間)に報じたところによると、著名リーカーのIce Universeはこのほど、「iPhone Ultra」とされる白色のダミーモデル画像を公開した。

公開されたのは実機の試作機というより、外観確認用に作られた第三者製のダミーモデルとみられる。仕上げも完成品というより樹脂製のモックアップに近いが、これまで伝えられてきた設計の方向性をうかがう手掛かりとして注目を集めている。

なかでも市場の関心を集めているのが白モデルの存在だ。業界では、Appleが初代の折りたたみiPhoneで黒と白の2色に絞る可能性が指摘されてきた。立ち上げ初期にカラーバリエーションを限定し、生産効率や需要予測の精度を高める狙いがあるとの見方が出ている。

本体サイズや形状も、これまでの観測から大きく外れていない。外側ディスプレイは5.3~5.5インチ、開いた状態で使う内側ディスプレイは7.6~7.8インチになるとの見方が有力だ。内側画面はiPad miniに近いサイズとなり、スマートフォンとタブレットの中間的な使い方を狙う製品になる可能性がある。

カメラ構成にも一定の見通しが出てきた。これまでに流出したCAD画像や関連資料では、背面に4800万画素の広角カメラと4800万画素の超広角カメラを組み合わせたデュアルカメラを搭載するとの見方が強い。折りたたみ時と展開時の双方に対応する前面カメラを、それぞれ備える可能性も指摘されている。

放熱設計を巡っては別のリーカー、Fixed Focus DigitalもWeiboで情報を発信した。同氏は「印象的なVC冷却性能」を備えると主張しており、折りたたみiPhoneにベイパーチャンバー方式の冷却機構が採用される可能性を示した。

ベイパーチャンバーは、端末内部の熱を広い面積に拡散し、高負荷時の温度上昇を抑えるための放熱技術だ。内部スペースに制約の大きい折りたたみスマートフォンでは、製品の完成度を左右する要素の一つとされる。

AppleはすでにiPhone 17 Proシリーズにベイパーチャンバー技術を適用したとされることがある。高負荷時の性能維持に一定の効果があったとの評価もあり、次期の折りたたみモデルにも同様の技術が広がる可能性があるという。

発売時期については、9月投入観測がなお維持されている。生産工程の難航で日程がずれ込むとの見方も出ていたが、Fixed Focus Digitalは「すべてのシグナルが当初計画どおりの9月発売を示している」と主張した。

もっとも、現時点で出回っている情報はいずれも非公式のリークに基づくものだ。Appleが実際にベイパーチャンバーを採用するか、製品名が「iPhone Ultra」で確定するか、9月発売が実現するかは確認されていない。

それでも、今回のダミーモデル画像と冷却機構を巡る情報は、Appleの折りたたみiPhone開発が最終段階に近づいている可能性を示す材料といえそうだ。薄型化と放熱性能、さらにタブレット級の大画面活用をどこまで両立できるかが、成否を左右するポイントになりそうだ。

「iPhone Ultra」が投入されれば、歴代iPhoneで最も高価格なモデルになるとの見方も出ている。今後の追加リークやAppleの正式発表に、市場の関心が集まりそうだ。

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