SK Broadbandは6月2日、社員がAIエージェントを開発し、業務に活用できる社内プラットフォームを構築したと発表した。すでにネットワーク品質管理に導入しており、AI監視・診断エージェント「C-One」などを運用している。
同社は2月、社内ネットワーク部門とAT・DTセンターが連携し、ネットワークデータ分析やコーディング支援の機能を備えた社内開発プラットフォーム「Playground」を整備した。従来は2カ月以上かかっていた開発環境の構築を自動化し、5分で開発に着手できるようにしたという。
Playgroundは、位置情報を基盤とする社内データ分析システム「LDAS」と連携する。社員はネットワーク設備、品質、トラフィックデータに加え、顧客体験指標(CEI)などもAIエージェント開発に活用できる。
同社によると、このプラットフォーム上で開発・運用しているAIアプリは約600件、AIエージェントは約30件に上る。
代表例がAI監視・診断エージェント「C-One」だ。CEIを基に有線ネットワークの異常兆候を自動で検知し、原因を特定するとともに、点検の優先順位を提示する。
点検対象地点の抽出に加え、報告書の自動作成や担当者への送付にも対応する。今後は、障害の検知から復旧までをAIが担う自律復旧型エージェントへとC-Oneを高度化する方針だ。
ソンジンスSK Broadbandネットワークセンター長は「社員自らAIエージェントを開発し、現場に適用することで、働き方は大きく変わっている」とコメント。「AI開発の文化をさらに広げ、ネットワーク品質を継続的に高めていく」と述べた。