Kurlyは6月1日、AIソリューション企業1Z LABSを株式交換で完全子会社化すると発表した。8月4日付で子会社化し、AIを軸とした事業競争力の強化と全社的なAIトランスフォーメーション(AX)の加速につなげる。
株式交換比率は1:1.8437990。Kurlyは普通株式45万3518株を新たに発行する。株式交換の効力発生日は8月4日で、同日以降、1Z LABSはKurlyの完全子会社となる。
Kurlyは現在、AXを全社的な重点課題として推進している。全社でのAI活用の定着、AIガバナンス体制の整備、AIを基盤とする新規事業の発掘を柱としており、1Z LABSの子会社化によって意思決定の迅速化と連携強化を図り、AX施策の実行を一段と加速する方針だ。
両社はこれまで、広告制作AIやAI顧客対応サービス「AICS」、広告システムの内製化などを共同で進めてきた。広告制作AIは、広告バナーや商品画像の制作といった反復業務を対象に、企画から出稿までをAIで支援する仕組みという。
AICSは「Kurly 1:1問い合わせ」に導入されており、問い合わせ対応のほか、キャンセルや返品関連の業務も処理する。当日受け付けた問い合わせの約40%をAIが担っているという。
Kurlyはあわせて、クァク・グンボン1Z LABS代表をAXセンター長に任命した。AXセンターは、Kurly内でAI技術の導入と活用を統括する司令塔と位置付ける。
クァク氏は今後、1Z LABS代表とKurlyのAXセンター長を兼務し、AI技術の高度化と内製化を担う。
キム・スルアKurly代表は「今回の1Z LABSの子会社化を通じて、AXのシナジーを最大化すると同時に、独自のAI技術力の内製化を迅速に進める」とコメントした。その上で「コマースとAI技術を融合し、Eコマース市場の革新を主導する企業へと進化していく」と述べた。