Leicaは、生成AI機能について、同社の伝統的なMカメラへの搭載には慎重な姿勢を示した。一方で、Xiaomi 17Tシリーズのようなスマートフォンでは、用途に応じて活用の余地があるとの見方を明らかにした。
米TechRadarによると、この発言はXiaomi 17T Proの発売後に開かれたラウンドテーブルで出たもの。Xiaomi 17T Proは、Leicaがチューニングしたカメラ機能に加え、Googleのテキストから動画を生成するツール「Gemini Omni」を打ち出している。LeicaとXiaomiの協業は2022年から続いている。
Leicaのモバイル事業担当バイスプレジデント、マリウス・エシュヴァイラー氏は、同社の哲学について「現実を忠実に再現した、真正性のある画像を生み出すことだ」と説明した。その上で、スマートフォンのユーザーと伝統的なカメラのユーザーでは使い方が異なるとし、スマートフォン向けでも真正性を重視した複数のモードを提供していると述べた。
もっとも、生成AIを一律に否定するわけではないという。イベントで披露されたポストカード風の動画の事例に触れながら、本格的な写真撮影と、生成AIで何かを作り出す行為は用途が異なると指摘した。Mカメラでこうした機能を採用するのは考えにくい一方、Xiaomi 17Tシリーズでは十分に適した機能になり得るとの認識を示した。
Leicaはあわせて、写真の真正性を確認する機能も強調した。Leicaモバイルの開発・エンジニアリング責任者、パブロ・アセベド・ノダ氏は、Leicaのハードウェアで撮影した写真にデジタル署名を付与する「コンテンツクレデンシャル」機能を提供していると説明した。この機能は、Xiaomiのスマートフォンで撮影した写真の真正性確認にも活用できるという。
ノダ氏は、写真が後から改変されたかどうかを確認できる点が重要だと述べた。目立たない編集であっても、関連情報はメタデータに残ると付け加えた。Googleも今月のGoogle I/O 2026で、「Verify AI」のアップグレードを発表している。