画像=Zcash(ZEC)

6月入りを前に、暗号資産市場ではクジラによるWorldcoin(WLD)、Zcash(ZEC)、Uniswap(UNI)の買い増しが目立っている。ブロックチェーンメディアBeInCryptoが5月29日に報じた。相場の強弱感が交錯する中でも、オンチェーンデータでは3銘柄で買い越しが続いているという。

中でも動きが目立つのがWorldcoinだ。直近で11%下落し、0.30ドル近辺で推移したものの、クジラはこの下げ局面を売りではなく買い増しの機会とみていたようだ。

5月26日以降、取引所外でWorldcoinを保有するクジラの残高は95億4000万から95億7000万に増加した。約300万増え、時価では約900万ドル(約14億円)相当の積み増しとなる。

こうした買い増しの背景には、テクニカル面での反転シグナルもある。3月14日から5月28日にかけて、価格が安値を切り下げる一方、相対力指数(RSI)は安値を切り上げた。BeInCryptoはこれを強気ダイバージェンスと位置付け、相場反転や一定の戻りに先行しやすいパターンだと指摘した。

Zcashはこの1カ月で60%上昇し、プライバシーコイン物色の流れを押し上げた銘柄として注目された。一方で、クジラの動きにはばらつきも出ている。

過去24時間では、クジラ層の保有量が14.55%増加し、477追加して総保有量は3753となった。これに対し、上位100アドレスの大口保有者は保有量を7.4%減らした。

また、取引所残高は5.44%減少した。個人投資家もクジラ層と同様、買い方向の動きだったとみられる。

Uniswapでもクジラの買い増しが確認された。同銘柄は直近1カ月で7%、直近1週間で15%下落し、3.06ドル近辺で推移している。

もっとも、価格が弱含む中でも、5月28日以降の取引所外におけるクジラ保有量は7億8101万から7億8281万へ増加した。約180万増え、時価では約550万ドル(約8億2500万円)相当の流入となった計算だ。

UniswapでもWorldcoinと同様の強気ダイバージェンスが観測された。1月20日から5月28日にかけて、価格が安値を切り下げる一方、RSIは安値を切り上げた。

BeInCryptoによると、年初にも同様の強気ダイバージェンスが先行した後、Uniswapは19%上昇した。足元の主要サポートは2.97ドルで、この水準を維持しながら3.25ドルを回復できれば、チャートは再び強気に傾く可能性があるという。

今回の動きは、単なる自律反発期待にとどまらない。取引所外保有の増加とチャート上の反転シグナルが同時に現れている点が注目される。

一方で、3銘柄はいずれもサポートとレジスタンスが明確だ。6月初旬の相場の方向性は、クジラの買い増しが実際のトレンド転換につながるかどうかが焦点になると、BeInCryptoは伝えている。

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