画像=Qualcommの「Snapdragon C Platform」

Qualcomm Technologiesは5月29日、低価格帯ノートPC向けプロセッサ「Snapdragon C Platform」を発表した。約300ドル(約4万5000円)の製品を想定し、学生や一般消費者、小規模事業者を主な対象とする。Acer、HP、Lenovoなどの主要PC OEMは、同プラットフォームを採用した製品を2026年後半に投入する予定だ。

Snapdragon C Platformは、省電力性を生かした低発熱・低騒音設計を特徴とする。バッテリー駆動時間の長さも重視し、持ち運びの多い低価格帯ノートPCの利用シーンを意識した。Web閲覧や動画視聴、文書作成、ビデオ通話といった日常利用で、安定したレスポンスを実現するとしている。

NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)も内蔵し、低価格帯のノートPCでもオンデバイスAI機能を利用できるようにした。これまでエントリー向け製品ではAIアクセラレーション機能の搭載は限られていたが、Snapdragon C Platformによって、その対応が300ドル前後の価格帯にも広がることになる。Qualcommは、端末価格への負担感が強まる市場環境を踏まえた製品だと説明している。

Qualcommの上級副社長でコンピュート&ゲーミング部門責任者を務めるケダール・コンダップ氏は、端末コストの上昇と消費者ニーズの高まりに触れた上で、「Snapdragon Cは、コストパフォーマンスを重視したコンピューティング、長いバッテリー駆動時間、AI機能、高い応答性を、低発熱・低騒音のデバイスで実現し、プラットフォームの選択肢を広げる」とコメントした。さらに、学生や一般消費者、小規模事業者を含むより多くのユーザーに対し、安定的で効率的な最新のコンピューティング体験を届けていく考えを示した。

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