Mistral AI(写真=Shutterstock)

フランスのAIスタートアップ、Mistral AIが自社チップ設計の検討に入った。推論向けデータセンターへの大型投資も進めており、企業向けAIエージェント基盤「Vibe」も展開する。CNBCが28日(米東部時間)に報じた。

アルトゥール・マンシュCEOは自社チップについて、トークン生成コストを大幅に引き下げられるとの見方を示した。そのうえで、自社開発はいずれ必要になるとの認識を示し、現時点ではNVIDIAに依存しているものの、「素晴らしいパートナーだ」と述べた。

同社は、フランスに推論専用データセンターを設立すると発表した。フランスとスウェーデンのデータセンターに計40億ユーロ(約6600億円)を投じ、コンピューティング能力を拡充する。

マンシュ氏は、欧州はインフラ整備で後れを取っているとして、その差を埋めるための投資だと説明した。

あわせてMistral AIは、文書作成やコーディングなどの業務を担う企業向けAIエージェント基盤「Vibe」も提供する。

ティモテ・ラクロワCTOは、「VibeはフロンティアAIを実務に投入するためのエージェントプラットフォームだ」と説明。「ユーザーが指示を出すだけで、Vibeが考え、ドラフトを作成し、成果物を生成する」と述べた。

同社は2026年の売上高目標として10億ユーロを掲げる。前年の2億ユーロから大幅な増収を見込む一方、OpenAIやAnthropicとの開きはなお大きい。

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