韓国総合株価指数(KOSPI)は28日、3営業日ぶりに反落し、前日比43.41ポイント(0.53%)安の8185.29で取引を終えた。寄り付きは62.97ポイント(0.76%)安の8165.73。取引開始直後には8250台まで上昇する場面もあったが、その後はSamsung Electronicsを中心に利益確定売りが広がり、一時8000を割り込んだ。
前日までKOSPIは2日連続で過去最高値を更新していた。この日は、足元で指数上昇をけん引してきた半導体主力株に対して利益確定の売りが出て、相場は伸び悩んだ。
投資主体別では、個人が3兆6355億ウォンの買い越し。一方、外国人は2兆8971億ウォン、機関は8895億ウォンの売り越しとなり、個人の買いでは吸収しきれなかった。
主力株は高安まちまちだった。Samsung Electronicsは29万9500ウォンと2.44%下落。SK Squareは3.06%安、現代自動車は0.59%安、HD Hyundai Heavy Industriesは5.38%安、Doosan Enerbilityは2.40%安だった。
一方、SK hynixは228万9000ウォンで2.05%上昇した。Samsung Electro-Mechanicsは184万9000ウォンで13.44%高、LG Energy Solutionも44万2000ウォンで15.25%上昇。Samsung Lifeも0.85%高で引けた。
この日の下げは、半導体株の利益確定売りに加え、相場の物色が一部銘柄に偏っていたことへの警戒感が重なったためとみられる。Samsung Electronicsが下落して指数の重荷となる一方、SK hynixは上昇を維持しており、半導体株の中でも選別色が強まった。
新興市場のKOSDAQは、前日比28.73ポイント(2.54%)安の1104.40で取引を終えた。大型株中心の相場展開が続く中、中小型の成長株には売りが優勢だった。
ソウル外国為替市場で、対米ドルのウォン相場は前日比0.10ウォン高の1ドル=1501.90ウォンだった。
Kiwoom Securitiesのハン・ジヨン研究員は、今回の株価調整について、米国とイランを巡る地政学リスクの再拡大、原油価格の急騰と国内外の市場金利の上昇、米半導体株の下落、国内市場の半導体偏重に伴う負担を背景として挙げた。
同研究員は「利益やバリュエーションといった従来の上昇要因に大きな異変がない中で起きた急落であり、既存の上昇トレンドを崩すものではなく、短期的な一服とみるのが妥当だ」と述べた。