Hanssakは、AIや国家ネットワークセキュリティ体系(N2SF)への対応を視野に、統合セキュリティ戦略を強化する。5月にはグループ会社のIncom、HS Securityとともに各地で「2026パートナーデイ」を開き、次世代の統合セキュリティ構想を打ち出した。
同イベントでは、N2SF政策やAI、クラウド、ゼロトラストへの移行など、セキュリティを巡る環境変化に対応する事業機会を探るとともに、パートナー連携を軸とした統合セキュリティのエコシステム構築戦略を紹介した。
あわせて、足元のサイバー脅威の動向やセキュリティ政策の変化、N2SF・ゼロトラストへの対応戦略、統合セキュリティのロードマップ、グループシナジーに基づく事業モデルについても説明した。
HanssakはN2SFについて、単なるネットワーク分離政策の見直しではなく、データの重要度や業務特性に応じてアクセスや転送、活用を段階的に制御する等級ベースのセキュリティ体系への構造転換と位置付ける。これを支える統合セキュリティの要件として、(1)データ重要度に応じた統制の差異化(2)全接続を対象としたアイデンティティベースの継続検証(3)データドメイン間の連携統制(4)暗号化トラフィックの可視化――の4点を挙げた。
製品面では、ネットワーク連携とシステムセキュリティを含む6つの新製品ラインアップを公開した。ネットワーク連携分野では、「SecureGate 4.0」の新バージョンのほか、分離ネットワーク向けセキュリティ制御(CDS)、一方向転送ソリューションを提示した。システムセキュリティ分野では、統合アクセス制御、パスワード管理、SSL可視化ソリューションを披露した。
Hanssakグループは今後、AIやクラウド基盤、仮想業務環境、セキュリティソリューション、運用・管理サービスを一体でカバーするフルスタックの統合セキュリティ体系を提供する方針だ。
イ・ジュド代表は「セキュリティ市場は、単一製品の競争を超え、実運用に耐える統合セキュリティ能力が求められる段階に入っている」と述べた。その上で、「Hanssakは、N2SFやゼロトラストへの移行を顧客環境に合わせて実装できる製品ラインアップと構築実績を基に、パートナーとともに統合セキュリティのエコシステムを拡大していく」と語った。