政府が、地域大学における人工知能(AI)人材育成と研究支援を拡充する。科学技術情報通信部は5月28日、今年の「AI中心大学」事業で非首都圏の大学8校を追加選定するとともに、若手研究者向けの「AIスターフェローシップ」も地域大学を中心に進めると発表した。
これまでAI人材育成の支援事業は、首都圏大学に偏る傾向があった。地域大学は首都圏の大学に比べて研究・教育インフラなどが相対的に不足しており、公募でも首都圏偏重が生じやすかったという。
同部は、地域均衡発展と地域主導のAI転換を後押しする観点から、地域大学が人材育成支援事業に参加する機会を広げる。2026年下半期に地域大学8校を追加選定する予定で、公募は来月末に始める。
選定された大学には、最長8年間にわたり年30億ウォンを支援し、AI教育体系の高度化を後押しする。
あわせて、地域大学のAI研究力強化に向けて「AIスターフェローシップ」事業も進める。対象はポスドクや初任用から7年以内の教員など若手研究者で、創造的かつ挑戦的なAI研究を支援する。
主幹研究機関は地域大学に指定し、非首都圏大学の参加機会を確保する方針だ。共同研究機関には他大学や企業の参加も認め、相互交流と協力を促す。
今年の新規課題は、産業界の需要を反映する「地域主導型産学協力トラック」と、大学間の研究協力と相乗効果の創出を狙う「学際連携型基盤技術トラック」の2区分で公募する。各トラック10課題、計20課題を5月29日に公告する。
採択課題には、最長6年間にわたり年20億ウォンの研究費を支援する。
ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信部長官は「韓国が真のAI先導国家へ飛躍するには、すべての地域が優れたAI能力を備えることが重要だ。非首都圏大学が主導的なAI教育・研究体系を構築できるよう支援し、均衡ある国家AI転換を進めていく」と述べた。