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Shiba Inuの先物市場で資金純流出が鮮明になっている。価格がもみ合い圏で推移するなか、未決済建玉(OI)と取引高はいずれも減少した。一方、現物市場では取引所保有残高の減少と出来高の増加が確認されている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは27日(現地時間)、Shiba Inuの価格が横ばいで推移するなか、デリバティブ市場の関心が急速にしぼんでいると報じた。

CoinGlassの集計によると、直近24時間のShiba Inu先物市場では流出が流入を上回った。新規流入は474万ドル(約7億1100万円)、流出は560万ドル(約8億4000万円)で、差し引き86万5790ドル(約1億3000万円)の純流出となった。数量ベースでは1565億6000万SHIBが先物市場から流出した計算になる。

背景には価格の停滞がある。Shiba Inuは直近4日間、2%を超える値動きが見られず、市場全体がボックス圏で推移するなかで方向感を欠いた。こうした相場環境を受け、デリバティブの短期資金が他銘柄に向かった可能性がある。

未決済建玉も縮小した。Shiba InuのOIは同期間に6%減少し、4940万ドル(約74億1000万円)となった。OIは未清算の先物契約残高を示す指標で、減少は市場参加者のポジション縮小を映している。24時間の先物取引高も0.88%減の7860万ドル(約117億9000万円)だった。

これに対し、現物市場では買い集めの兆候もうかがえる。取引所内のShiba Inu保有量は24時間で0.25%減少し、80兆3200億SHIBまで低下した。

取引所の純流入はマイナスとなり、ユーザーは直近24時間で2045億SHIBを取引所から引き出した。前日比では3.6%増だった。

現物取引高も増加した。直近24時間の現物取引高は18.8%増の1180万ドル(約17億7000万円)。価格が大きく動かない局面で資金が取引所外に移ったことは、一部投資家が軟調な値動きを押し目買いの機会とみて、長期保管用ウォレットへ移している可能性を示している。

Shiba Inuの価格は足元で0.00000553ドル近辺で推移しており、ボラティリティが低下するなかでも主要なサポート水準は維持している。市場では、弱気トレンドが終盤に差しかかっている可能性を指摘する見方も出ている。

もっとも、デリバティブ市場の関心低下がそのまま価格反発につながるとは限らない。OIと先物取引高がそろって減少している点は、短期の投機需要が弱まっているシグナルと受け止められる。現物で一部買いが入っていても、主要な上値抵抗線を回復できなければ、もみ合い局面が長引く可能性がある。

今後の焦点は、取引所外へ移された資産が実際の長期保有につながるのか、それとも低流動性下の短期的な反発にとどまるのかにある。先物ではポジション縮小が続く一方、現物では出金増と出来高増が同時に進んでおり、Shiba Inuは当面、現物の買い圧力と先物市場の縮小圧力の間で方向感を探る展開となりそうだ。

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