XRP 写真=Shutterstock

XRPが2024年11月の580%上昇前に示したテクニカル条件のうち、2つを再び満たしたとの見方が出ている。足元の調整は弱気転換ではなく、ブレイク後の再テスト局面に近いとする分析で、同様の値動きが再現されれば9ドル前後まで上昇する可能性もあるとされた。

The Crypto Basicが27日付で報じた。これによると、現在のXRPの下落は単純な失速ではなく、過去の急騰前に見られた「ブレイク後の押し目形成」と似た局面だという。

XRPは今月初めに1.54ドルを付けた後、売りに押され、足元では1.32ドル近辺で推移している。5月14日に付けた直近高値からは約13.6%下落した。週足でも5月11日以降、2週連続で陰線となっている。

市場の関心は、この調整が上昇トレンド内の値動きにとどまるかどうかにある。アナリストのミキブルは、XRPが2024年11月の大幅上昇に先立ち、下落トレンドラインを上抜けた後に、その水準を再確認する押し目を形成したと指摘した。

当時のXRPは、2023年7月に付けた0.92ドルの高値以降、約12カ月にわたって上値を抑えていた下落トレンドラインを、2024年7月に0.63ドルを回復する局面で上抜けた。その後は0.6ドル台を回復したあと、いったん0.5ドル台前半まで下げ、トレンドラインが支持線として機能するかを試したという。

その後、XRPは本格的な上昇局面に移行した。ミキブルはこの展開を強気シグナルと位置付けている。実際、XRPは2024年11月に0.5ドル近辺から上昇し、2カ月後には3.4ドルまで上げ、約580%の急騰を記録した。

今回も似た構図を示しているとの見方がある。XRPは2025年7月に付けた3.6ドルの高値以降、高値を切り下げる展開の中で新たな下落トレンドラインを形成した。今月初めには週足ベースで6%上昇する中、このトレンドラインを上抜けた。ミキブルは、直近の1.54ドルからの調整が2つ目の条件に当たるとみている。

今後の展開についてミキブルは、次の局面は上昇再開になると主張した。週足MACDも、2024年11月の上昇前と似た形状を示している点があわせて指摘されている。

現在値の1.3295ドルから、過去と同じ580%の上昇が再現された場合、XRPは9ドル前後まで上昇し、新たな史上最高値を更新する可能性があるとの試算も示された。

もっとも、同じパターンがそのまま繰り返される保証はない。XRPが今回上抜けた水準を維持できなければ、再び下落トレンドラインの下に押し戻される可能性がある。

一方、別のアナリストであるアリ・マルティネスは、より慎重な見方を示した。XRPは月足の平行チャネルでミドルラインを下回っており、この水準を回復できなければ0.73ドルまで下落する可能性があると警告している。

当面の焦点は、直近で上抜けたトレンドラインを支持線として維持できるかどうか、そして今回の調整が上昇再開に向けた値固めとなるかにある。

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