写真=Shutterstock

XRPは2025年7月の高値から約64%下落した。ただ、オンチェーン指標とテクニカル分析には反発余地を示すシグナルも出ており、条件次第では3.10ドルまでの上昇が視野に入る。Cointelegraphが27日(現地時間)、MVRVの低下、XRP Ledgerの取引急増、週足チャートの下降ウェッジ形成を根拠に伝えた。

まず注目されているのがMVRVの低下だ。MVRVは時価総額と実現時価総額の関係を示す指標で、過去には蓄積局面や相場の底値圏で低下する傾向があった。Santimentによると、XRPの30日MVRVはマイナス47%で、2020年12月以降で最低水準となっている。

MVRVが大きくマイナス圏に沈む局面は、市場参加者の含み損が拡大し、投げ売りが進んだ後の局面とみられることが多い。そのため、下値余地が限られ、反発余地が広がる可能性があるという見方につながっている。

Glassnodeが算出するXRPのMVRV Zスコアも、足元では0近辺で推移している。この水準は過去にも蓄積局面や相場の安値圏と重なるケースがあった。記事では、2024年末に同水準まで低下した後、XRPが0.30ドル近辺で底を打ち、その後3ドル超まで急騰した例を挙げている。

ネットワーク面でも変化が出ている。CryptoQuantのアナリスト、トップノッチYJは、4月にXRP Ledgerの取引件数が急増したと指摘し、「エコシステムの活動量と蓄積が静かに積み上がっている」と評価した。取引件数の増加は、価格上昇に先行するネットワーク指標になり得るとしている。

過去にも同様の動きは確認されている。2019年11月の取引件数急増の後には2021年の上昇局面が続き、2024年7月にも似たパターンの後で中期的な高値まで上昇したという。足元のXRPは1.30~1.50ドルで推移しており、このレンジがマクロ的な底値圏として機能する可能性があるとしている。

テクニカル面では、週足チャートで下降ウェッジが形成されている点が注目される。XRPは2025年7月以降、2本の下降トレンドラインに挟まれる形で推移しており、長期下落後の強気反転パターンとして知られる下降ウェッジの形状を描いている。下値では、心理的節目でもある1.30ドル近辺がサポートとして意識されている。

週足の相対力指数(RSI)も、売られ過ぎの水準から持ち直しつつある。売り圧力の弱まりを示すシグナルとされ、過去にも同様のRSI回復局面でXRPが大きく反発したケースがあったという。

もっとも、上昇シナリオが確定したわけではない。週足では1.50ドル付近の上値トレンドラインを明確に突破すること、日足では1.40~1.60ドルの抵抗帯を上抜けたうえで定着することが、長期トレンド転換を確認する条件になるとしている。これらの条件を満たせば、下降ウェッジの測定値として3.10ドルが次の目標として意識される。

今回の分析は、価格下落局面でもオンチェーンデータとチャート形状をあわせて見ることで、相場の底打ちシグナルをより立体的に把握できることを示したものだ。XRPでは、ネットワーク活動、投資家の損益指標、テクニカルパターンが同じ方向を示している点が焦点となっている。

キーワード

#XRP #MVRV #MVRV Zスコア #オンチェーン分析 #RSI #下降ウェッジ #XRP Ledger #Santiment #Glassnode #CryptoQuant
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.