米Snowflakeが、Amazon Web Services(AWS)の自社開発CPU「Graviton」に今後5年間で60億ドル(約9000億円)を投じる契約を結んだ。米Wall Street Journalが27日(現地時間)に報じた。報道を受け、Snowflakeの株価は時間外取引で約30%上昇した。
Gravitonは、AWSが2018年に投入したArmベースのサーバー向けCPU。データセンターや人工知能(AI)システム向けの処理基盤として使われている。
今回の契約により、SnowflakeはGravitonの最大級の顧客の一社になる見通しだ。採用企業にはMetaやAppleなどがある。
AWSはこのほか、AIモデルの学習や推論向けにカスタム半導体も提供している。
Snowflakeは2015年にAWS基盤で事業を立ち上げて以来、連携を広げてきた。顧客企業数は約1万4000社に達している。
今回の契約は、AIエージェント市場の拡大に伴ってCPU需要が広がっていることを示す動きでもある。AIエージェントは、人の代わりにさまざまな業務を自律的に処理する過程で、複数の演算を順次こなす必要があり、多くのCPUリソースを要するためだ。
こうした流れを受け、IntelやAMD、ArmなどCPU関連企業の売上高も拡大基調にある。業界では、AI需要がGPU中心からCPUやカスタム半導体にも広がる局面に入ったとの見方が出ている。
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