Solanaが3カ月超にわたって維持してきた上昇チャネルについて、相場の下支えではなく、追加下落を示唆するパターンになりかねないとの見方が出ている。出来高の減少に加え、オンチェーン指標にも勢いの鈍化がみられ、相場の先行きに警戒感が広がっている。
ブロックチェーンメディアのBeInCryptoによると、Solanaは27日時点で、上昇チャネル下限のトレンドラインを約3%上回る水準で推移している。この支持線を割り込めば、1月中旬から2月初旬にかけて記録した50%超の急落局面が再び意識される可能性があるという。
Solanaは2月6日以降、平行な上昇チャネルの中で安値を切り上げてきた。ただ、急落後に形成される上昇チャネルは、相場反転よりも下落継続型のパターンと受け止められやすい。終値ベースで上限トレンドラインを明確に上抜けない限り、弱気地合いが続く可能性が高いとしている。
売買高の動きも強気材料にはなっていない。2月初旬以降、買いの出来高は一貫して縮小する一方、価格はチャネル内で持ち直してきた。相場上昇を支える資金流入の勢いが弱まるなか、足元では再びチャネル下限付近まで押し戻されている。
オンチェーン指標にも同様の変化が表れている。Glassnodeのデータでは、長期保有者のネットポジションは3月初旬以降プラス圏を維持しているものの、増加ペースは鈍化した。1日当たりのネットポジション変化は5月25日に約320万SOLまで拡大した後、26日には約278万SOLに縮小し、24時間で13%減少した。
短期保有者の指標も上値の重さを示している。Glassnodeによる短期保有者の含み損益は足元でマイナス0.157だった。2月の急落局面で見られた投げ売り水準ほど悪化してはいない一方、5月11日に付けた直近6カ月の高水準であるマイナス0.03ほどには戻っていない。含み損が比較的小さい短期保有者は、相場の弱含み局面で先に売りに動く可能性があるとみられている。
テクニカル面では、81.24ドルが重要な分岐点となる。Solanaは83.78ドルで取引されており、この81.24ドルはチャネル下限であると同時に、直近4〜5月の上昇幅に対する0.786フィボナッチ・リトレースメントの水準にも当たる。日足終値で81.24ドルを下回れば、チャネル下放れが確認される可能性がある。
下値の目安としては、まず76.61ドル、その後は63.21ドルが意識される。さらに、1月末と同様の下落継続パターンが繰り返される場合は、41.53ドルまで下げ余地が広がる可能性もあるという。
一方で、84.89ドルを回復できれば、目先の下落圧力はいったん和らぐ可能性がある。ただし、反発基調を明確にするには、5月20日以降の戻りを抑えてきた87.45ドルを終値ベースで上抜けることが必要だ。その場合、次の上値目標として93.17ドルが意識される。さらに98.29ドルを突破すれば、足元でくすぶる下落継続パターンへの懸念も後退するとBeInCryptoは伝えている。