Kakaoでカカオトークの刷新を主導してきたホン・ミンテクCPOが、任期途中で退任する見通しとなった。広告売上高の拡大では一定の成果を上げたものの、UI変更を巡る利用者の反発が続いており、年内に本格化するAI連携サービス強化を前に、経営体制の立て直しが課題となりそうだ。
27日、業界関係者によると、ホン氏は最近辞意を固め、退任手続きを進めているという。
ホン氏はToss Bankの代表を務めた後、2025年2月にKakaoへ入社した。入社後は「ビッグバンプロジェクト」を率い、カカオトークの大規模な刷新を主導してきた。
2025年9月には、カカオトークの初期画面である「友だち」タブをInstagram風のフィード型UIに全面改編した。ただ、利用者の反発は大きく、同年12月には基本画面をリスト型に戻すアップデート(バージョン25.11.0)を実施した。
その後も一部利用者向けに投稿を強制的に表示する仕様が適用され、不満の声が続いている。
今回の改編は、プラットフォームの滞在時間を延ばし、広告収益を押し上げることが狙いだった。カカオトーク全体で広告枠を拡大した結果、2026年1~3月期の広告売上高は前年同期比16%増となった。
収益面では成果が出た一方、利用者の反発がホン氏の退任の一因になったとの見方も出ている。
ホン氏の退任により、Kakaoは年内に本格化するAI連携サービスの高度化と収益性の回復を同時に進める局面で、指揮系統の立て直しを迫られる。後任のCPOは早期に選任し、経営の空白を最小限に抑える方針だと伝えられている。
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