写真=Samsung Asset Managementは26日、ソウル市中区のザ・プラザホテルでKODEX単一銘柄レバレッジの上場に向けた記者懇談会を開催した。冒頭あいさつするキム・ドゥナム顧客マーケティング部門長(副社長)(撮影:オ・サンヨプ記者)

Samsung Asset Managementは5月26日、Samsung ElectronicsとSK hynixを原資産とする単一銘柄レバレッジETF2本を27日に上場すると発表した。対象は「KODEX Samsung Electronics単一銘柄レバレッジ」と「KODEX SK hynix単一銘柄レバレッジ」。

同社は同日、ソウル市中区のザ・プラザホテルで記者懇談会を開き、両商品の運用戦略や活用方法、投資家向けの留意点を説明した。

上場する2商品はいずれも、Samsung ElectronicsまたはSK hynixの単一銘柄の日次騰落率の2倍に連動する設計だ。韓国を代表する半導体大型株にレバレッジをかけて投資できる商品となる。

Samsung Asset Managementは、アジアで初めてレバレッジETFを運用した実績を持つとしている。2010年2月に「KODEXレバレッジETF」を投入して以降、レバレッジETFの運用ノウハウを蓄積してきたという。

4月末時点で、KODEXのレバレッジETF全体の純資産は19兆8000億ウォン。アジア最大規模としている。韓国の主要指数を対象とするレバレッジ・インバース市場では、約91%のシェアを維持しているという。

今回の2商品は現物型として組成する。先物型に比べてポートフォリオ内の先物比率を低く抑えられるため、月次ロールオーバーに伴う売買コストの抑制が期待できると説明した。現物と先物の市場環境に応じて柔軟に運用できるほか、保有する現物から配当収益を得られる点も特徴として挙げた。

運用面では、レバレッジ商品の設定・解約時に現金ではなく現物拠出方式を採用した点を差別化要因として打ち出した。運用担当者が直接売買する際にファンドで発生する仲介手数料や証券取引税を抑え、その分を投資家のコスト低減につなげる狙いがあるとしている。

流動性供給体制も強化する。単一銘柄レバレッジ商品としては業界最多水準となる指定参加会社(AP)25社、流動性供給会社(LP)15社を確保した。上場初日から十分な流動性を提供し、リアルタイム純資産価値(iNAV)との乖離率を抑える方針だ。

一方、投資リスクは大きい。単一銘柄レバレッジ商品は個別株の日次騰落率に2倍で連動するため、相場が想定と逆に動いた場合、短期間で損失が大きく膨らむ可能性がある。株価が上下を繰り返す局面では、いわゆる「負の複利効果」によって元本が目減りするリスクもあるとした。

イム・テヒョクETF運用本部長は「2010年から蓄積してきたノウハウに加え、投資家コストまで考慮した仕組みとしてKODEX単一銘柄レバレッジを準備した」と述べた。そのうえで「豊富な流動性を供給できるよう、流動性供給会社と連携していく」と話した。

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