米ホワイトハウスがAnthropicと、米国家安全保障局(NSA)などの情報機関が同社のAIモデルを機密業務で利用できるようにする契約の最終調整を進めている。米New York Timesが23日(現地時間)に報じた。
報道によると、交渉は詰めの段階に入っている。
協議は、国防総省が年初にAnthropicを「サプライチェーンリスク」に指定していたなかで進んでいる。国防総省とAnthropicの間では、同省による同社技術の利用範囲を巡って対立があった。争点となったのは、米国人に対する大規模監視や自律型兵器の運用に技術が使われる可能性だった。
New York Timesは、今回の機密用途向け契約が、Anthropicがこれまで示してきた懸念に配慮した内容になる見通しだと伝えた。Anthropicは、ソフトウェアの脆弱性検知に特化したAIモデル「Mitos」を公開して以降、交渉を有利に進めているとみられる。
米国の国家安全保障・軍事関連機関は、以前からAnthropicのモデルを業務で活用してきた。国防総省によるサプライチェーンリスク指定後も、利用継続を模索していたという。
またNew York Timesによると、ホワイトハウスは、情報機関がAnthropicのAI運用に用いるNVIDIAの「Blackwell」について、90億ドル(約1兆3500億円)の調達要請も承認した。
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