Mastercardが、暗号資産インフラ企業Zerohashへの出資計画を撤回したことが分かった。CoinDeskが報じた。背景には、Mastercardによる英ステーブルコインインフラ企業BVNKの18億ドルでの買収が影響した可能性がある。Zerohashは現在、従来を上回る企業価値で新たな資金調達ラウンドを進めているという。
報道によると、Mastercardは1月以降もZerohashへの戦略投資を検討していた。当時、Zerohashは企業価値15億ドルで2億5000万ドルの調達を協議していたとされる。
2025年10月には、Mastercardが最大20億ドルでZerohashを買収する交渉を進めたが、Zerohash側は応じず、交渉はまとまらなかった。その後、Mastercardは3月にBVNKの買収を発表した。
Zerohashは2017年設立。金融機関やフィンテック企業向けに、暗号資産、ステーブルコイン、トークン化資産の提供を可能にするAPIや開発ツールを手がける。顧客にはMorgan Stanley、Interactive Brokers、Stripe、BlackRockのBUIDLファンド、Franklin Templeton、DraftKingsなどが含まれる。
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