写真=Shutterstock

米Metaが、個人向けAIエージェント「Hatch」と、Instagramと連携するショッピングエージェントの開発を進めている。米The Informationが5日に報じた。Hatchは6月末までの社内テスト開始を目標としているという。

事情に詳しい関係者によると、MetaはオープンソースのAIエージェントツール「OpenClaw」を参考に、社内で「Hatch」と呼ぶAIエージェントを開発している。

The Informationによれば、MetaはDoorDash、Etsy、Redditなど実在のWebサイトを模した仮想環境を構築し、Hatchを安全に検証している。社内テストは6月末までの実施を目指す。

あわせて、ユーザーの指示を待たずに自ら行動に移るタイミングを判断する能力や、一度に扱える情報量、会話の細部を保持する記憶機能の強化も進めているという。

報道によると、HatchはAnthropicの「Claude Opus 4.6」と「Claude Sonnet 4.6」をベースに訓練されており、正式提供時にはMetaの最新モデル「Muse Spark」に移行する計画だ。

Hatchとは別に、Metaはショッピングエージェントの開発も進めている。第4四半期前のInstagram統合を目標にしており、Reelやフィード上で商品をタップした際、外部ページとの連携を通じて、プラットフォーム内で購入を完了できるよう支援する方針だ。

The Informationは、このショッピングエージェントについて、TikTokのEC機能「TikTok Shop」に対抗する狙いがあると伝えた。

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは直近の四半期決算説明会で、「ユーザーの目標を理解し、その達成のために昼夜を問わず働くエージェントを提供することがMetaの目標だ」と述べた。そのうえで、「OpenClawのようなツールは技術愛好家の間では人気を集めたが、一般ユーザーには複雑すぎる」とし、「インフラと使いやすさの両面で技術的な課題がある」と語った。

OpenClawは今年初めにOpenAIが買収した。Metaも買収を試みたが、成立しなかったという。また、Metaが昨年12月に買収した中国スタートアップが開発したAIエージェント「Manus」については、中国政府当局の規制により、取引の取り消しを迫られているとされる。

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