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暗号資産XRPの長期的な価格見通しを巡り、市場関係者の見解が分かれている。元Ripple最高技術責任者(CTO)のデイビッド・シュワルツ氏が極端な価格目標に慎重な見方を示す一方、暗号資産投資家で分析者のパトリック・L・ライリー氏は、100ドル到達の可能性は1%を大きく上回ると主張している。ブロックチェーンメディアThe Crypto Basicが今月5日(現地時間)に報じた。

発端となったのは、シュワルツ氏がXRPやイーサリアムの強気な価格予測に繰り返し懐疑的な姿勢を示してきたことだ。同氏は、XRPが今後10年以内に1万ドルへ達する可能性は低いと指摘。仮に裕福で合理的な投資家がそのシナリオを本気で信じているなら、XRPはすでに20ドル前後で取引されていたはずだとの見方を示した。

また、シュワルツ氏は過去の判断にも言及した。かつてイーサリアムが約2,368ドルに達する確率を1%未満とみており、その見立てに基づいて保有分を1トークン当たり約1.05ドルで売却したという。

これに対し、ライリー氏はXRPについて異なる見方を示した。同氏は、XRPが100ドルを超える確率は「1%を大きく上回る」と述べ、市場が長期的な上昇余地を過小評価していると主張した。

根拠として挙げたのが、長期チャートの構造だ。ライリー氏によると、XRPは2014年以降、上昇チャネル内で推移しており、この間に安値を切り上げながら価格レンジを広げてきた。上昇トレンドラインが繰り返し下値支持として機能してきた点も、構造的な上昇トレンドを裏付ける材料だとした。

とりわけ注目したのは、大幅上昇の前に三角持ち合いのような収れん局面を形成するパターンだ。この動きは2018年のサイクルで確認され、2025年半ばにも再び見られたという。こうした構造が維持されれば、XRPは長期チャネルの上限に沿って推移しながら、指数関数的な上昇局面に入る可能性があり、その延長線上に100ドル到達もあり得るとの見通しを示した。

もっとも、足元の水準である約1.40ドルから100ドルまで上昇するには、7000%超の上昇が必要になる。ライリー氏の見方は、短期的な材料ではなく、長期の価格構造が崩れないことを前提にしたものといえる。

ライリー氏はあわせて、xAIのAIモデル「Grok」による見通しにも触れた。Grokは、XRPが今後10年以内、2036年ごろまでに100ドルへ到達する確率を約20%と試算。シュワルツ氏が過去に言及した、XRP価格の上昇が決済コストの低下につながり得るとの見方や、暗号資産市場全体の拡大余地を上昇要因として挙げた。

一方、別の予測プラットフォームTelegaonは、XRPが100ドルに達する時期を2041年から2050年と見込む。同じ目標価格でも、到達時期や実現確率の見立てには大きな開きがある。

XRPの100ドル到達を巡っては、長期チャートに基づく強気見通しと、市場の価格形成を重視する慎重論が対立している。現時点で実現性はなお不透明だが、長期予測の前提が大きく分かれていることが改めて浮き彫りになった。

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