画像=ElevenLabs

ElevenLabsは5月6日、SpoonLabsに音声AI技術を提供し、オーディオ小説コンテンツの制作期間を大幅に短縮したと発表した。従来は1作品当たり4〜7カ月を要していたが、導入後は数時間で制作できるようになったという。

SpoonLabsは、従来のライブオーディオ中心の事業から、ストーリー型の音声コンテンツへと事業領域を広げるのに伴い、制作プロセスを全面的に見直した。これまでの声優収録方式では、コンテンツ1本の完成までに長い時間がかかっていた。

導入に先立ち、SpoonLabsは国内外の複数のテキスト読み上げ(TTS)ソリューションを、実際の制作環境に近い条件で比較検証した。句読点による抑揚の変化や、文脈に応じた感情表現の自然さを主な評価項目とした結果、ElevenLabsが最も高い評価を得たとしている。

採用の決め手には、音声クローニングに加え、BGMや効果音の生成など、オーディオ制作に必要な機能を単一のプラットフォームで利用できる点もあった。

SpoonLabsはElevenLabsの技術を活用し、オーディオ小説サービス「PodNovel」を1月に公開した。配信作品数は、韓国が30作品、日本が26作品、台湾が19作品。今月からは各国で週3作品以上の新作を投入する計画で、短期間で100作品超のラインアップ確保を目指す。

SpoonLabsのPodNovelコンテンツチームを率いるキム・ヒョン氏は、「ElevenLabsは、文脈や感情を踏まえた演技レベルの音声表現を実現した。AIベースの制作によって生産速度と拡張性が飛躍的に高まり、制作のあり方そのものが変わった」とコメントした。

ElevenLabs Koreaのホン・サンウォン支社長は、「SpoonLabsとの協業を通じて、オーディオコンテンツ制作の仕組みを根本から改善できた。今後はさまざまなメディア企業との連携を広げ、新たな制作の標準を築いていきたい」と述べた。

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