Bitcoinのイメージ写真=Shutterstock

Bitcoinではショートスクイーズが進み、相場は9万ドルを再び試す展開が視野に入ってきた。Cointelegraphが5日(現地時間)に報じたところによると、2月以降のショートの強制清算は累計79億ドルに達した。価格が8万ドル台を維持するなかでショートポジションの積み上がりが続いており、追加の踏み上げにつながる可能性がある。

Bitcoinリサーチャーのアクセル・アドラー・ジュニアによると、ショートの強制清算は2月初旬以降、2〜4月にかけて3回の波を伴って発生した。単日ベースで最大だったのは2月13日で、清算額は7億3700万ドルに上った。

足元では清算規模が再び拡大している。1日当たりの清算額はそれまでの200万〜2800万ドル程度から、5月4日には1億7500万ドルへ急増した。8万ドル近辺でショートが改めて積み上がっていたことを示している。

テクニカル指標も相場の地合い改善を示している。関連モデルは4月初旬に弱気から中立へ転換し、短期モメンタムは上向いた。長期トレンドでは、30日単純移動平均線と200日単純移動平均線の強気クロスが維持されている。

主要な清算の波はいずれも、この中立局面で確認された。市場では、ショートが繰り返し積み上がるなか、価格が8万〜8万1500ドルを上回って推移すれば、上昇圧力が続く可能性があるとみられている。

需給面では、現物市場の売り圧力はなお限定的だ。市場アナリストのコイン・ニールは5日、Bitcoinの取引所からの純流出が837BTCだったと指摘した。前日の6590BTCからは縮小したものの、取引所外への流出基調は続いており、現物の売り圧力の強まりは確認されていない。

デリバティブ市場では、変動率が高まりやすい地合いも意識されている。ファンディングレートはマイナス0.0045で、ロングに過熱感は乏しい一方、ショート圧力は残った。全取引所ベースのBitcoin未決済建玉は前日比6%増の290億ドルと、1月31日以来の高水準を記録した。

チャート面では、Bitcoinは4月を通じて上値を抑えていた下降トレンドラインを上抜けた。100日指数移動平均線も足元ではサポートとして機能している。

8万1500ドル近辺は、短期保有者の平均取得コストと重なる水準でもある。足元の買い手が含み益を維持しやすい価格帯であり、売り圧力を抑える節目として市場で注目されている。

今回の値動きは、単なる自律反発にとどまらない。取引所からの資金流出が続く一方で、未決済建玉は増加し、主要価格帯ではショートの清算が集中している。短期的には8万ドル前後が分岐点となり、上値では9万ドル再挑戦の可否が次の焦点となりそうだ。

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