KOSPIは6日、寄り付き直後に史上初めて7000を上回った。米国株高に加え、AI向け半導体需要の拡大、海外投資家の買い越し、資本市場改革への期待が重なり、相場を押し上げた。
韓国取引所によると、KOSPIは同日、7093.01で始まり、7000台に乗せた。4日は6936.99で取引を終えており、節目の7000まで63.01ポイントに迫っていた。
上昇ペースは速い。KOSPIは2025年6月20日に約3年6カ月ぶりに3000を回復し、同年10月27日に初めて4000を突破。2026年1月22日には取引時間中に5000を上回り、6000は2月25日に寄り付きと同時に突破した。3000回復から1年足らずで7000に到達したことになる。
相場をけん引したのは半導体株だ。AIサーバー投資の拡大と高帯域幅メモリ(HBM)需要の増加を背景に、Samsung ElectronicsやSK hynixなど主力銘柄の業績期待が高まった。
6000突破時にも、時価総額の拡大を主導した中核業種は半導体だった。両銘柄の時価総額比率はKOSPI全体の40%近くに達した。
政策面も支援材料となった。政府の資本市場先進化政策に加え、株主還元の拡大や配当政策の改善への期待が高まり、「コリア・ディスカウント」是正への思惑が強まった。バリューアップ関連指数や上場投資信託(ETF)もKOSPIを上回るパフォーマンスとなり、資金流入を集めた。
外部環境も追い風だった。5日のニューヨーク市場では、S&P500とナスダック総合指数がそろって最高値を更新した。終値はダウ工業株30種平均が4万9298.34、S&P500が7259.21、ナスダック総合指数が2万5326.13だった。米株高を受け、韓国市場でもリスク資産選好が続いた。
需給面では海外投資家の買いが上げ幅を広げた。前日はKOSPI市場で2兆9000億ウォン(約3190億円)の買い越しとなった。市場では、AIバリューチェーンの主導株を中心に上昇が続けば、指数にはなお一段高の余地があるとの見方が出ている。
もっとも、上昇スピードの速さへの警戒も強い。KOSPIは3000回復から4000まで約4カ月、4000から5000まで約3カ月、5000から6000までは18営業日で到達した。7000までの上昇も急ピッチだっただけに、短期的な利益確定売りや業種間の値動き拡大には注意が必要だ。
市場の関心は、7000突破後に相場のけん引役が半導体一辺倒から業績改善が見込める業種へ広がるかに移っている。個別では半導体のほか、化学、エネルギー、ハードウェア、造船などに注目すべきだとの分析が出ている。
KOSPIの7000突破は、韓国株市場が再評価局面に入ったことを示す動きといえる。一方で指数水準が切り上がったことで、今後は流動性主導の相場から、企業収益や実績、そして実際の株主還元の成果を見極める局面へ移る可能性が大きい。
ハナ証券のコ・ヨンス研究員は「半導体業種を中心に堅調な利益成長が見込まれる中、海外投資家の投資基盤が広がる可能性に注目する必要がある」と述べた。
その上で、「2026年のKOSPI営業利益予想は867兆ウォン(約95兆3700億円)で、前年比182.5%増と主要市場の中でも最も高い伸びになる見通しだ」とし、「KOSPI中心の資金流入は今後も続く」との見方を示した。