XRPが1.20ドル台を下値支持として維持しており、長期的には10ドルを視野に入れるとの強気見通しが浮上している。長期チャートが過去の急騰前と似た形状を示していることに加え、高値圏での調整後も底堅く推移している点が根拠だ。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが5日(現地時間)に報じたところによると、クリプト・パテル氏は、XRPの長期チャート構造が過去の急騰局面の直前と再び類似してきたと分析した。
パテル氏は、市場の悲観論が強まった局面でXRPが大きく上昇した過去の値動きを挙げた。2017年にXRPが0.006ドル前後で推移していた当時は、3ドル到達を想定する見方は現実味に乏しいと受け止められていたが、その後は2018年にかけて3.35ドルまで上昇し、上昇率は5万5733%に達した。
同様に、2023年に0.5ドル前後で推移していた際にも「XRPは終わった」との見方が出ていたが、2024年11月には30日間で2.60ドルまで上昇した。その後も上昇基調は続き、2025年1月に3.36ドル、同年7月には3.67ドルまで買われた。足元では1.40ドル前後で取引されている。
チャート面では、もみ合いの価格帯が切り上がっている点にも注目した。XRPは従来、0.70〜0.90ドルで横ばい推移した後に上昇する展開を見せていたが、足元では1.10〜1.20ドル近辺に、より高い水準の蓄積ゾーンが形成されたという。2024年11月には下落トレンドラインを上抜けて3ドル前後の抵抗帯まで急伸したものの、同水準を突破できず、現在値まで61%調整した。
それでも、かつて抵抗線だった1.20ドル近辺は、現在は下値支持として機能している。パテル氏は、この動きを単なる戻りではなく、上昇トレンドにおける押し目形成と解釈した。短期的な抵抗線としては2〜3ドルを挙げ、この価格帯を安定的に上抜ければ、市場構造の転換が一段と明確になる可能性があるとした。
強気見通しの背景として、XRPの実需も挙げた。XRPはRippleの決済事業を通じてグローバル決済インフラに組み込まれており、BitcoinやEthereumと比べて処理速度が速く、取引コストも低いことから、国際送金分野で活用されているという。最近のレポートでは、Rippleが1万3000超の銀行接続網と、12兆5000億ドルの決済取扱高を確保しているとの言及もあった。
パテル氏は、上抜けが実現すればXRPは10〜20ドルも視野に入るとの見方を示した。現在値からの上昇率はそれぞれ614%、1328%に相当する。一方で、100ドル到達予想については、現時点では現実味に乏しいと評価した。