Cardano(ADA)が0.25ドル前後の長期サポートを維持するなか、相場が反発に向かうかどうかは、Bitcoinが8万6000ドル近辺にある55週指数平滑移動平均線(EMA)を上抜けられるかに左右されるとの見方が出ている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが5日(現地時間)に報じた。市場アナリストのドリーニは、Cardanoを含むアルトコインの値動きが、依然としてBitcoinに強く連動していると分析している。
直近30日では、Bitcoinが20%上昇したのに対し、Cardanoの上昇率は6%にとどまった。ドリーニは、CardanoはこれまでもBitcoinの値動きに追随してきたものの、反応には時間差があったと指摘する。Bitcoinが持ち直しても、Cardanoがすぐに同じ値動きを見せるとは限らないという。
当面の最大の節目は、Bitcoinの55週EMAが位置する8万6000ドル台だ。この水準を回復できれば、相場が買い優勢に転じたシグナルと受け止められ、アルトコイン全般の反発期待も高まる。ドリーニは、Bitcoinがすでに底打ちしたとみる投資家にとって、Cardanoは注視に値する銘柄だと評価した。
一方、Bitcoinが8万6000ドル台を明確に上抜けられず押し戻されれば、Cardanoはレンジ相場が続くか、下値を再び試す展開も想定される。Cardanoはここ数週間、0.25ドル近辺でもみ合いが続いている。前サイクルの安値圏では複数回にわたって買いが入り、この水準が当面の下値支持線として意識されているとの見方もある。
もっとも、Cardanoは50週EMAの0.44ドル、100週EMAの0.52ドルをいずれも下回って推移している。これらの水準は過去の上昇局面でサポートとして機能した領域で、回復できなければ上昇基調を取り戻しにくい。フィボナッチ・リトレースメントで見ると、足元の価格は0%水準に当たる0.23ドル近辺にある。
反発が本格化した場合の目先の上値メドは、23.6%水準に当たる0.42ドルとなる。足元の0.25ドル前後からみると約68%高い水準だ。チャート上では、127%のフィボナッチ水準に当たる4ドル近辺まで上昇余地があるとの見方もあるが、このシナリオもBitcoinが先に重要水準を突破することが前提となる。
一方で、Cardanoエコシステム内部の対立も不確定要因として残る。The Crypto Basicによると、足元では財務支出とIOGの予算資金要請を巡る議論が論点となっており、チャールズ・ホスキンソンやアイアゲンの最高経営責任者(CEO)、ナブジート・ダリワルら主要関係者が関わっているという。