MoonPayが、Solana向け取引インフラを手がけるDFlowを買収した。買収条件は明らかにしていない。米The Blockが5日(現地時間)に報じた。
これに先立ち、Fortuneは匿名の関係者の話として、MoonPayがDFlowを1億ドル(約150億円)相当の株式で買収したと報じていた。
DFlowは、CoinbaseやPhantomで採用されている取引インフラ企業。累計で500億ドル超(約7兆5000億円)の取引を処理してきた。MoonPayによると、月間の処理件数は約1000万件で、Solana上のトークンの99.9%をサポートしているという。
MoonPayの創業者兼CEO、イバン・ソト=ライト氏は、「DFlowはこの1年で、Solanaで最も重要な取引インフラの一つになった」とコメントした。その上で、DFlowの執行レイヤーを取り込むことで、大口取引から次世代のエージェント型金融アプリケーションまで支えられる速度、安定性、拡張性を確保できると説明した。
2019年設立のMoonPayは、法定通貨を暗号資産に交換するオンランプサービスで知られる。今回の買収は、同社が事業領域を取引インフラへ広げる動きといえる。
DFlowの創業者兼CEO、ニテシュ・ナス氏は、「分散したオンチェーン環境でも安定した取引執行を実現するためにDFlowを立ち上げた」と述べた。MoonPay傘下に入ることで、このインフラをグローバルに拡大し、取引プラットフォームから自律型エージェントまで次世代アプリケーションを支援できるようになるとしている。
DFlowは予測市場分野にも事業を広げている。Kalshiの予測市場をSolana上でトークン化するAPIを構築しており、このAPIを通じてKalshiのオーダーブック上の全市場をSolanaトークンとして扱えるようにし、DFlowが発行と決済を担う。