米暗号資産取引所のCoinbaseは5日、全従業員の約14%に当たる約660人を削減する方針を明らかにした。市況低迷に対応したコスト構造の見直しに加え、AI活用による業務効率化の進展を理由に挙げている。同日、CoinDeskが報じた。
ブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)は、X(旧Twitter)への投稿で人員削減計画を公表した。足元の相場下落局面に対応してコスト構造を見直し、次の成長段階に備える必要があると説明した。
AIについても主要な要因として言及した。アームストロングCEOは「この1年で、エンジニアはAIを活用し、これまで数週間かかっていた作業を数日でリリースできるようになった」とした上で、「少人数のチームでも実現できる開発スピードは大きく変わっており、その変化はさらに加速している」と述べた。
Coinbaseの公式サイトによると、従業員数は4700人を超える。米国内の対象者には、最低16週間分の基本給に加え、勤続1年につき2週間分の退職金を支給する。米国外の従業員についても、現地法に基づいて同様の支援策を講じるとしている。
著者について