画像=Dogecoin(DOGE)

Dogecoinで大口保有者の保有残高が4月末に過去最高を更新した。足元では価格も持ち直しており、市場では5月にかけて一段高を試す展開への期待が出ている。

Cointelegraphが5月1日(現地時間)に報じたところによると、Dogecoinは直近1カ月で約18%上昇し、暗号資産市場全体の上昇率である約10%を上回った。4月中旬以降の上昇率は23.5%に達しており、大口保有者の買い増しが相場を支えているとの見方が広がっている。

オンチェーンデータ企業Santimentによれば、1億DOGE以上を保有するウォレットの残高は4月末時点で、合計1085億2000万DOGEに達した。4月中旬には1079億5000万DOGEを下回っていた水準から増加したことになる。ドル換算では約116億ドル規模だ。

大口取引の増加も確認された。Santimentの集計では、4月28日に10万ドル(約1500万円)を超えるDogecoinの送金が1日で739件発生した。こうした動きは、ドイツの電子取引プラットフォームXetraで、21Sharesの現物型Dogecoin ETPが上場した時期と重なっている。

テクニカル面では、Dogecoinは下降三角形の上限突破を試す展開にある。下降三角形は一般に売り圧力の継続を示すパターンとされるが、買い集積を伴う局面では上方向へのブレークアウトにつながるケースもある。

類似の値動きは2021年のBitcoinでも見られた。Bitcoinは当時、中国のマイニング取り締まり後に数カ月にわたって下降三角形を形成した後、3万5000ドル近辺のトレンドラインを上抜けた。その後はショートスクイーズを伴い、5万2000ドルを超える水準まで上昇した。こうした見方をDogecoinに当てはめると、5月の上値目標は0.131ドル前後となり、足元の価格を約20%上回る計算になる。これは200週単純移動平均線と重なる水準でもある。

この価格帯は、オンチェーン上の取得コストの面でも重要だ。1万DOGE以上を保有するウォレットの平均取得単価は足元で約0.115ドルとされ、主要な保有層の平均取得コスト帯は0.132ドル前後に形成されている。Dogecoinが0.131〜0.132ドルを回復すれば、主要な保有層の採算ラインを上回る水準となる。

過去には、こうした取得コスト帯を再び上回った局面で上昇基調が長引く傾向があった。含み益に転じる保有者が増えれば、売り圧力が和らぎやすいためだ。市場では、短期的な反発そのものよりも、主要な取得コスト帯と長期移動平均線を同時に回復できるかどうかに注目が集まっている。

もっとも、上昇シナリオが固まったわけではない。現水準で20週指数移動平均線に上値を抑えられれば、ブレークアウトのシグナルは弱まる可能性がある。その場合は、5月中に0.088ドル前後の直近安値を再び試す展開も想定される。

5月のDogecoin相場は、大口保有者の買い増しとテクニカル面での上抜け試行が実際のトレンド転換につながるのか、それとも抵抗線近辺での一時的な反発にとどまるのかが焦点となりそうだ。

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