Ethereum(ETH) 写真=Shutterstock

Ethereumが5月に3000ドル水準を再び試すとの見方が強まっている。足元では4月末につけた約10週間ぶりの高値2460ドル台から約8%下落したものの、テクニカル指標とオンチェーンデータはなお上昇余地を示している。

Cointelegraphが4月30日(現地時間)に報じた。

市場でまず注目されているのは、強気継続を示すチャートパターンだ。日足では、Ethereum/ドルが4月初めから「ブルフラッグ」を形成している。これは急騰後に下向きの狭いレンジで推移する典型的な上昇継続型で、上値抵抗線となる2350ドルを上抜ければ、3000ドル超が視野に入るとの見方が出ている。

短期足でも同様のシグナルが確認されている。8時間足では上昇三角形が形成されており、2400ドルの抵抗線を突破した場合の目標値として3305ドルが意識される。現在値からみると最大で約46%の上昇余地がある計算だが、このシナリオは上抜けの確認が前提となる。

次の材料は、2000ドル近辺の支持帯の厚さだ。Ethereumは2月初め以降、安値を切り上げながら数カ月続くサポートラインを維持している。過去にはこのトレンドラインで反発した後、22~27%の上昇につながった局面もあった。

足元の価格は2000~2200ドルのレンジで調整している。この水準は50日単純移動平均線と100日単純移動平均線が重なるゾーンでもあり、テクニカル面でも下値支持として意識されやすい。

オンチェーンデータも、この価格帯を主要な支持帯として示している。Glassnodeの実現価格分布(URPD)によると、1980~2178ドルの範囲では投資家が約740万ETHを取得したとされる。このゾーンで反発が続けば、次の抵抗線である2400ドルを上抜け、2800~3000ドルに向かう可能性がある。

一方で、2800~3000ドルの価格帯では過去に約1400万ETHの売買が集中しており、強い抵抗帯としても意識されている。

3つ目の焦点は、現物市場で買いが優勢となっている点だ。CryptoQuantの「90日現物買い累積取引量デルタ」は、3月15日以降に再びプラスへ転じた。この指標は、過去3カ月の買いと売りの差を示すものだ。

2月中旬から3月中旬にかけては、1800~2200ドルのボックス圏で中立的に推移していたが、2200ドルの抵抗線を上抜けた後は、買い優勢の地合いが続いたという。

直近の下落局面でも買いは流入した。CryptoQuantによると、直近30日間のEthereumの累積買い取引量は10億ドルを超えた。市場参加者が2300ドル割れの調整を押し目買いの機会と受け止めたことを示すという。

CryptoQuantのアナリスト、ダークポストは同日、Ethereumは2300ドルを下回ったものの、これがトレーダーの関心を改めて呼び込んだと指摘した。

今後の焦点は、この買い基調が維持されるかどうかにある。現物主導の買いが続けば、過去の上昇局面と同様に追加上昇の土台になる可能性がある。実際、類似の流れがみられた2024年には、Ethereumは85%上昇した。

5月相場では、2350ドルと2400ドルを突破できるかが最大の注目点となる。2000ドル台前半の支持帯が維持され、現物買いが失速しなければ、市場は2800ドルを経て3000ドル再到達を試す展開を意識しそうだ。

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