Kakao Mobilityは、フィジカルAI企業への転換を打ち出し、自動運転開発の高度化を加速する。4月30日、パンギョ本社で全社員を対象としたオールハンズミーティングを開き、自動運転戦略と技術の方向性を共有した。
同社のキム・ジンギュ副社長兼フィジカルAI部門長は、「Kakao Tプラットフォームのデータと技術力を基盤に、フィジカルAIという新たな技術的価値を加え、モビリティ革新をけん引していく」と述べた。
同氏は、自動運転技術をサービスとして事業化するうえで、同社は強固な基盤を備えていると強調した。現場で複雑な課題を解決してきた運用ノウハウや、安全を最優先してきたサービス運営力は、グローバル大手でも容易に模倣できない強みだと位置付けた。
その上で、既存のモビリティサービスと次世代技術を並行して高度化していく方針を示した。
技術面では、Kakao Tプラットフォームで構築したインフラに自社の自動運転技術を組み合わせ、大規模なデータパイプラインを整備する。これを通じて、E2E(エンドツーエンド)型自動運転の中核モデルを高度化する考えだ。
重点領域はソフトウェアからハードウェアまで広い。高度化したE2Eモデル、自動運転車の検証パイプライン、知能型自動運転の統合安全管理プラットフォームの3軸で、自動運転市場におけるグローバル競争力の確保を目指す。
自社モデルの構築と並行して、外部連携も強化する。自動運転企業や学界との共同開発を拡大し、2020年から続く国内の自動運転パートナーシップを広げ、オープンなエコシステムを構築する方針だ。
キム副社長は、国内外の企業の技術動向を見てきたとしたうえで、同社について「複雑な江南都心部で実際の旅客輸送サービスを安定運用できるほどの高い技術力を持つ企業の一つだ」と述べた。
さらに、自動運転車の判断を担う中核要素である「プランナー」を良質なデータでさらに高度化し、江南地域のサービスに段階的に適用していく計画も明らかにした。