Kakao傘下のカカオインパクト財団は4日、全国のシニアを対象とした「2026 出張シニアデジタルスクール」を開始すると発表した。地域間のデジタル格差の解消に向け、非首都圏での実施比率を従来の50%から70%に引き上げるほか、AI活用教育も新たに導入する。
同プログラムは全国150機関で、計3000人を対象に実施する。公募には353機関が応募し、競争率は2.5倍だった。
今年はデジタル基礎教育に加え、「ChatGPT for Kakao」などを活用したAI講座を新設する。あわせて、科学技術情報通信部が主催するコンテストと連動した参加型プログラム「AIゴールデンベル」も実施する。
現地での教育は、専門研修を受けたシニア講師120人が担う。2026年下半期には、AIをはじめとするデジタル活用法をまとめた書籍も出版し、受講後の継続学習を支援する計画だ。
9月から11月にかけては、全国50機関で約1000人を対象に、KakaoPayの利用方法や金融詐欺の予防をテーマにした金融教育「サガクサガク・フェイスクール」も実施する。
この取り組みは、KakaoグループのESG活動の一環として2024年に始まった。累計参加者は7000人に達している。
リュ・ソギョン理事長は「今年の出張シニアデジタルスクールは、デジタル基礎教育にとどまらず、AI活用まで内容を広げた。デジタルから取り残されやすい地域を中心に、教育資源を重点的に配分した」と説明した。そのうえで「高齢者がAIをより身近に、より簡単に活用できるよう支援し、『みんなのAI』の実現に向けた取り組みを続けていく」と述べた。